【現役就活生が伝授】お祈りメールだからこその「思いやり」を!
企業と学生それぞれがマッチングを探り、一人一人の個性と向き合う就職活動。
20卒の5月における内定獲得率は39.9%!
(『マイナビ2020』の会員に対するWEBアンケートより)
…となると、現時点で面接を受けた学生に対し、合否連絡をする人事様も増えていることでしょう。
実際、私自身は現役就活生ですが、あまりにも多くの企業のお祈りメールが雑です。
お祈りメールを見るたびに、焦り・自信をなくし後ろ向きな思考になっていく学生も少なくはない、
ということはお気づきでしょうか?
確かに、大量の学生を捌くにはテンプレを使った方が効率よく業務を回せますが、
「不採用になったとしても一人一人にとって価値のある時間にしてほしい」
という人事様の想いもあると思います。
その想い、お祈りメールからは伝わってくるでしょうか?
機械的にメールしていませんか?
まさか、「サイレントお祈り」はしていませんよね…??笑
今回、実際に私と同じ大学の就活生15名の意見を聞いてみました。
彼らの意見は以下の通りです。
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・サイレントお祈りをする企業に対してはイメージ悪くなる
・理由は少しでも良いから知りたい
・電話で問い合わせた時もあるが、答えいたしかねますの一点張り
・人格否定されているみたい
・交通費や準備等の時間もかけたにも関わらず、こんなに簡単に切られるのは精神的に来る
・時間をかけたからこそ、次に繋げられるような言葉がほしい
・病む
・落ちたのはしょうがないと思いつつも、なぜ合わなかったのかを知りたい
・本当に向き合ってくれているのかが分からない
・面接受けている時に、期待させるような言葉を言われたのにもかかわらず、メール文面が機械的すぎる
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いかがでしょうか?
「不採用になったとしても、一人一人にとって価値のある時間」であったことを伝えていますか?
その価値を作るためにも、学生的な目線で欲しいポイントを紹介いたします。
【学生の好印象な選考結果の伝え方!3つのポイント】
(1)サイレントは絶対にNG!
→そもそも連絡が無いのは、信用を無くすことに繋がります。
口コミで広がってしまう可能性もあるため、企業のイメージが下がりかねませんのでご注意を。
(2)「人格否定に繋がらない思いやり」を!
→例:『誤解していただきたくないのですが…』をたった一つ加えることで好印象になります。
「学校名を排除したうえで能力検査とパーソナリティーを総合的に判断し、
会社とよりマッチングすると思われる方を通過とさせていただきました。
誤解していただきたくないのですが、
○○さんのお人柄や○○さんの何かがだめだったということでは決してありません」
(3)できるかぎり詳細の説明を!
→例1:『世の中を幸せにしたい』に対して
例えば「世の中を幸せにしたい」という志を強調するものの、
仕事の中でどう実現するのかが漠然としている学生に送るとしたら、次のような答えが好印象です。
「世の中を幸せにしたいという思いはすばらしいものです。
ただ、当社の業務へのイメージがぼんやりとしていて、このまま働き始めた場合、結果的にあなたがギャップを感じることになると思います」
→例2:『成長したい』に対して
志望理由が「成長したい」「有名になりたい」「ワークライフバランスがとれたホワイトな環境で働きたい」などの場合には、次のような答えが好印象です。
「望んでいる内容が悪い訳ではありませんが、自分が求めることばかりで
仕事の視点、お客様の視点が不足していると感じました。」
いかがでしたでしょうか?
上記が現役就活生が感じている事、参考文章でした。
時代と共に変わる就活生の意識を反映し、
企業様もひとつひとつのことばを大切にして就活生に伝えていただけると幸いです。
【参考文献:NHK news webより】https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190412/k10011881851000.html