《え?採用に"営業力"?》これからの人事に求められるのは【雑談力】


気がつけばインターンも始まって2ヶ月が過ぎました。
大半の学生は夏休みになり、まさにインターンピーク期に突入です。


この夏休み期間が学生集客のキモ。
人事担当者にとっても1年で重要な時期ですね。

そして早期化している新卒採用市場においては、
早くも説明会の準備を始めなければなりません。
実際当社でも8月から早期説明会を開催しています。


「今年も説明会は同じ内容でいいか」
「アテンドする社員は誰にするべきか」


前年やその前の年と同様に説明会【そのもの】を気にすることも重要ですが、
今年より意識しなければいけないと感じるのは学生との【接し方】です。


19卒の求人倍率は1.88倍
従業員300人未満では過去最高の9.91倍
もはやバグっているのかという数値です。


学生優位。
採用難。


と現場からのお声を間近でいただきます。


確実に分かっていることは、
今の採用市場は過去とは全く違い、
選ばれるのは学生ではなく『企業』だということ。


であれば必要になってくるのは
【選ばれる努力】


自社の優位性を語り、
得られるモノを伝え、
条件を提示する。


そうです。
採用はすでに『営業』と何ら変わらなくなっているのです。


であれば人事に必要とされるのは『営業』のノウハウ
しかしこれは各企業でも営業マンでも重要だと考えることは違います。


当社が重要だと考えるのは【雑談力】です。


自社の優位性を伝えるにしても、
条件を提示して「Yes」をもらうにしても、


まずは相手の考えを知らないと具体的な提案は出来ませんし、
そのためには心を開いてもらう必要があります。


今日の本題はココから。
【雑談】のメリットは大きく3つ。

 

■接点が生まれる


現在の採用において重要なのは企業が学生をどれだけ強くグリップできるか。
そのためには多くの「会話」をすることが必要です。

今の時代企業の魅力だけで学生を繋ぎ止められるのは大手企業ぐらいです。
その他はプラスで「人の魅力」を伝えるしかありません。

この際に注意してほしいのは”知識”は必要ないということ。

話しやすい簡単な話題を選択することで、
学生の緊張をほぐすことにも繋がります。

最初から内容を濃くする必要はありません。
有意義な話が聞けた=この企業の魅力が上がったではありません。

入り口は薄く広く設けましょう。

 

 

■相手への関心を示せる


人は自分に対して関心をもってもらいたいもの。

マザー・テレサの有名な言葉に
『愛の反対は憎しみではなく無関心です』
というものがあります。

無関心であることが人を傷つけてしまうことは、
今の時代ではLINEの『既読スルー問題』にも見られます。

学生が答えた内容に対して
『それ、もっと聞かせてよ!』と深掘りすれば、
相手への関心の表明になります。

 

 

■志望動機の形成にも繋がる


誰でも共通の感覚を持った人と一緒にいたら居心地がいいでしょう。

それは友人になるきっかけでもあれば、
社会人ならば仕事の話に繋がる可能性もあります。

世間話や雑談で共感を生み出し、
『この人は同じ感覚をもっている!』と感じてもらうことができれば、
学生にとって自社は「この人がいる」という
他社にはない全く新しい独自性を持つことができるわけです。

それが今後の志望動機に、
ないしは内定承諾の際の決め手になるかもしれません。

 

 

いかがでしたでしょうか?
【雑談力】を向上させるには普段から
自分から話しかけることを意識するしかありません。


エレベーターの中で他部署や他企業の方と
飲食店のカウンターで店員と
イベントやセミナーで隣の参加者と


など雑談をする場は身の回りにたくさんあります。
ぜひ日々の雑談を大切にしてみてください。


きっとその会話のやり取りが、
その1回の接点が、
実を結んで新しい縁を運んでくることになるはずです。

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2018年8月6日