【すでに6割が就活終了?】2019卒7月時点就活状況
先日リクルートが運営する就職みらい研究所から
2019卒の「2018年7月1日時点 内定状況(確定版)」が公開された。
7月1日時点での内定率は81.8%。
前回6月1日時点と比べて13.7ポイント上昇と、
6月が大きな節目だったことがよく分かる。
また、前年同月の18卒データと比較した場合、
79.1%から2.7ポイント上昇している。
例年この7月までが数値としても大きく変化する期間であり、
ここから来年3月まで残りの期間は緩やかに上昇していく。
多くの学生が「夏まで」を一つの区切りにしていることもあるため、
ここから先で採用に繋げる場合は採用基準の見直しか、
接触手法の変更が必要になる。
併せてこちらが「就職活動実施率」の推移データ。
こちらも大きく変化し35.6%と半分を大幅に下回った。
前回6月1日時点と比べて31.3ポイントの減少。
前年同月比で3.2%も低下していた。
この1ヶ月間で大きな変化をしている。
6月に大手の内定出しがメインで行われることもあり、
それを区切りに就活を終える学生が多いということだろう。
そして併せて注目したいのが2年前「17卒採用時」との比較だ。
2年前の同月数値は47%。
今年と比較すれば実に【-12%】となっている。
2年前といえば今の採用サイクルが施行された年だ。
つまり、学生が今の就活サイクルになれてきており、
年々前倒しで準備等の動きを進めてきているのだ。
1年間を通してもこの7月が、
過去2年間での数値の変化が1番大きい。
学生の中で【6月が就活の節目】というのが
明確に出来上がってきているのである。
来年はさらに、7月以降就活を続ける学生は減るだろう。
「もしかしたら今後良い学生に出会えるかも…」
「大手が採用を追えたこの時期に例年採用出来ている」
はっきりわかっていることですが、
『新卒採用は生モノ』です。
例年の成功手段が何年も通じる市場ではありません。
そして上記でいうところの、
「夏採用」は今後通じなくなる一方です。
もし本当に「良い学生」と出会いたいのならば、
このまま19卒を続けるのではなく20卒に切り替えてみてはどうだろう。
本来の企業の目標は「採用目標人数」を達成することではなく、
「今後の自社を動かしていくいい人材」を採用することなのだから。
ぜひご検討を。
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