2020卒インターン、7割がすでにエントリー。希望は期間短め、数多く
2020卒インターン、7割がすでにエントリー。
希望は期間短め、数多く
2020年春卒業予定の大学3年生らのうち、
6月末時点でインターンシップ(就業体験)にすでに申し込みや参加を経験した割合が7割に上ったことが
マイナビ(東京・千代田)の調査で分かりました。
昨年から「1日型」が解禁され、インターンを開く企業が急増。
売り手市場を背景に企業の動きも早期化しており、学生もより多く参加しようと早くから動き始めていて
職業体験というインターンの概念が大きく変わってしまいましたね。
■期間短め、数多く
6月末までにインターンに申し込んだ学生は69.9%。
19年卒予定の学生向けに17年9~10月に実施した調査では84.9%。
前年より約3カ月早いものの、より早期から動き始めた学生が多いようです。
在学中にインターンに参加したい回数は平均4.2回。
「5回以上」と回答した割合は38.2%。
マイナビが3月に発表した調査によると
19年卒の平均参加社数は18年卒と比べて1.1社増の4.0社と年々増加傾向に。
短い期間でより多くの企業に接触したいという姿勢が顕著です。
参加する企業を選ぶポイントを複数回答で聞いたところ、「なるべく期間が長いものに参加する」は7.1%と少なめ。より手軽に参加したい意向は強まっています。
■現場体験型に人気
一方でマイナビ・HRリサーチ部の小林裕貴氏は
「現場の感覚をつかみたいという傾向も強まっている」と指摘。
回答では、現場社員に交じって業務を体験する「同行体験型」が64.2%、
現場を見学する「職場見学型」が61.7%にのぼっています
1dayのインターンは「実態は企業説明会と変わらない」という批判もあります。
インターンはあくまで就業体験という位置づけだが、3月以降に接触を開始していては
他の企業に取り残されて採用が失敗するという危惧から
夏のインターンを最初の接点として翌春以降の内定出しまで引き留めるなど、早期選考につなげる企業も多いのが事実。
実際に今年の傾向としては短期のインターンで
なおかつ、実践により近いようなインターンが人気のようです。
その中で業種や職種などの仕事内容の魅力付けはもちろん
会社の雰囲気や社員で魅力付けをすることが重要になってきます。
まだ解禁してから2ヶ月ですが、短期インターンでの接触は
今後の採用でも大きなポイントになってくることでしょう。
自社の接触の仕方を見直してみるのもいい機会だと思います。
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