学生を振り向かせるのは"内容"ではなく"声"とは?【相手を惹きつける「声」の作り方】
「声」はその人の第一印象を大きく左右します。
ハキハキと快活に、よく通る声で話す人には好感を持ち、
「信頼できそうだ」感じると思います。
しかし、ボソボソとくぐもった声で話す人にはなかなか好印象を持てません。
にもかかわらず、「声」を重要視している方は少ないのです。
会社説明会や面接という、採用活動において重要な魅力づけの場。
話す内容にばかり気を取られてしまって全然声が通っていなかったり、
パワーポイントの資料を作ることに注力しすぎて疲れ果ててしまったり…
魅力的な「声」を作ることは誰にでも可能です。
少し意識をするだけで劇的に変化します。
今回はこの「声」にフォーカスを当ててお伝えします。
■自分を「いい気持ち」に持っていくことで声の印象はガラッと変わる
会社説明会などの場において、
「必ずしも全員が自社に高い興味を持っている」
ということは年々少なくなっています。
だからこそ説明会で「どんな内容を伝えるか」ばかりに気がいってしまいますが、
「気持ちのいい声」で話をすることで学生の気持ちをこちらに向けることができます。
ポイントは『自分自身がいい気持ちになる』ということ。
「声」ほど感情が乗りやすいものはありません。
楽しい気持ち、幸せな気持ちのときは、
自然に声が弾み、声音や口調のトーンが上がります。
いい気持ちで話していれば自然と、
学生も無意識にそれを感じて好印象になります。
「声」はどんなテクニックを使っても覆い隠せないほど、
感情が露骨に出てしまうものです。
だからこそ、まず意識的に『いい気持ち』に持っていくことが重要になります。
■目力は逆効果?伝わる声を作る「力の入れどころ」
多くの方はいい声を作ろうとする際、
"喉"や"肩"にやたらと力を入れる傾向があります。
しかし、これは全くの逆効果。
力を入れると単調な声しか出なくなり、
声の抑揚などの細かな表現が失われてしまいます。
ここでポイントとなるのは身体を『緩める』こと。
まさに真逆のコツですね。
余分な力を抜き、力みを逃してしまうことが、
気持ちのいい声が出やすくなることに繋がります。
そしてもう一つは『足の両親指』に力を入れること。
きちんと地面につけて踏み込むように立ち、
頭から吊り上げられるように真っ直ぐ立つと、
自然に「声が出やすい姿勢」を取ることができます。
こうして「いい声」を作ろうとする際、
目に力を入れて聞き手を惹き付けようとする方が多いですが、
声にとって「目力」はむしろ邪魔になるんです。
基本的に発声をする際、顔や口元に力がはいることは良くないです。
声が胸の空洞を通り抜けず口元で締め付けられてしまい、
響きにくい発声になってしまうのです。
いかがでしょうか?
多くのプレゼンターの方はこの意識を持つだけで劇的に変わります。
プロのアーティストや俳優は観客に対して
「魅せる」「聞かせる」という感覚を持って臨みますが、
一般の人の多くはそれの受け手側に立つため、
普段から「見る」「聞く」という意識に立ってしまいがち。
人は無意識のうちに相手の「声」で印象を判断します。
今後は説明会のコンテンツを考えるのと同じだけ、
当日どんな「声」で話すかもイメージしてみてください。
未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ