現代学生が感じるコミュニケーションへの苦手意識
・コミュ障
・コミュ力
など近年ではコミュニケーションについて
取り上げられることがとても多くなっている。
新卒採用においても学生の自己PRなどで、
長所・短所でコミュニケーションについてを
言及している学生が多い。
では実際、コミュニケーションを苦手と感じる人はどれくらいいるのだろうか?
JTBグループで様々なコミュニケーションサービスを提供する
JTBコミュニケーションデザインが「コミュニケーションへの苦手意識」
という調査を行った。
◆コミュニケーション全般を苦手と感じている人が58%と過半数
調査の対象となったのは大学生や社会人、
主婦など幅広い年齢・職種の方だ。
その全体の平均としてコミュニケーションを
「苦手」「やや苦手」と感じる人は57.6%と過半数に至った。
大学生についても苦手と感じている人は53.8%となっている。
では次いで具体的にどんなことが「苦手」「得意」と感じているのか。
◆苦手なのは「複数の人の前で、発表すること」が75%と4人のうち3人
項目ごとに見ていくと、最も多く苦手意識を持っているのは、
「複数の人の前で、発表すること」が74.6%と4人に3人が回答している。
この回答結果を見ていくと、
「自ら話をすること」を苦手と感じる傾向が強い。
反面、「話を聞くこと」や「出された話題について話すこと」は
むしろ得意と感じる人が多いようだ。
特に「人の話を聞くこと」が突出して高く、
77%が得意と回答した。
つまりまとめていくと、
《主体的な発信》や《日常と違う場面》に対して苦手意識があり、
人の話を聞くという《受動的な場面》や、
雑談という《日常の場面》に関しては得意と感じることがわかる。
いかがでしたでしょうか?
コミュニケーションを苦手と感じる学生は多いことがわかりましたが、
ある一定の場であればそこまで苦手意識や緊張を感じなさそうです。
これから本格的に始まっていく19卒採用、
その説明会などのコンテンツや雰囲気作りについても、
『その学生の本質』を見るためには一工夫が必要そうです。
「これまでやってきたから」
「昨年と同じ内容で」
と変化を嫌うのではなく、
各企業の特色に合った様々な手法を検討していくことが、
採用成功へと繋がりそうです。
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