求人を出すなら何月がおすすめ?「人は何月に会社を辞めるのか?」
求人を出すなら何月がおすすめ?「人は何月に会社を辞めるのか?」
人間は思いのほかカレンダー(世の中の動きが集約されたもの)に影響を受けて行動します。
だからこそ、人事施策を考える際、
いつから求人を出したらいいのか?などご相談いただくことが多いので、
あくまでもデータ上の退職の多い時期をご紹介していきます。
あくまでもデータであり、人材採用は運とご縁もあるので参考値としてお考えください。
退職予測というと、「節目」「ボーナス」などの要因が思い浮かびますよね。
人は何月に会社を辞めるのか?
というわけでアルムナビさんが発表したグラフがこちら。
「雇用保険資格喪失者数(一般被保険者)(平成8年4月~)」をもとにアルムナビ編集部にて作成
この「雇用保険資格喪失」のタイミングは、4月が断トツで多く、10月・1月に山があるようです。
つまり、その前月に会社を退職しているということで、
「人は何月に会社を辞めるのか?」という疑問の答えは、3月を筆頭に、6月・9月・12月に
退職するタイミングがあるということ。
やはり年度末(FY)である3月(4月喪失)は、出会いと別れの季節と呼ばれるにふさわしい結果です。
年度末という節目、人事異動のタイミングなどの会社要因、
子どもの入学・卒業などのプライベート要因、どちらも、
もしくは複合的にも考えられることは想像に難くないものです。
なにげに4月(5月喪失)も多いですが、
3月末ターゲットで退職する予定が引き継ぎや有休消化などででちょっと延びたパターンでしょうか。
一般的には、年末年始で家族や友達に会うことが、
人生を考えるきっかけ、変化へ第一歩を踏み出すきっかけとして大きいというのは言われており、
そこから3月末を目処に考えるケースも多いのでしょう。
6月(7月喪失)・9月(10月喪失)・12月(1月喪失)に山があるのは、
当然四半期という区切りで、中でも9月(10月喪失)は上半期末という、
年度末に次ぐ大きな節目になっているのでしょう。
一方で、10月(11月喪失)・11月(12月喪失)が年内最も退職が少ない谷になっているのは、
冬のボーナスを見越して、12月(1月喪失)までは残るという行動を選ぶゆえでしょう。
面白い結果ですね。
これはなかなか求人広告を出稿する際にも役立つデータとも言えますね。
でも退職理由アンケートって人間関係の理由が多いっていうデータもある通り、
外的要因など様々な可能性やことの運びに影響されますし、
なんともこればっかりは運やご縁もありますので
可能性を信じながら地道に出会いの幅を広げていくということが必要になるわけです。
採用難の市場と戦いながらいい人材の採用に注力していきましょう!
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