◇魅力が伝わる◇会社説明会のポイント
突然ですが、人事の皆様は会社説明会を行うにあたって、
目的を考えられたことはあるでしょうか?
新卒採用の中で会社説明会は、企業と学生が最初に接触する場となります。
学生にとって会社説明会は、企業との最初のリアルな接点として、
「将来的にこの会社で働きたい」と思うか否かを図る貴重な時間となります。
つまり企業としては、学生が知りたいと思っている内容を
自社の魅力とともに発信して「将来的にこの会社で働きたい」
と思ってもらうことが重要です。
だからこそ自社が会社説明会を行う"目的"を考えることが重要なのです。
会社説明会のプログラムを設計するにあたって、
●学生が説明会に何を求めているのか
●説明会が終了したときに何を感じてほしいのか
●どのような気持ちになってほしいのか
を具体的に考えることで、より学生に自社を魅力的に感じてもらえるのです。
■学生が説明会に求めているものとは?
まずは【内容】についてです。
こちらのデータは2017年卒学生対象のマイナビ「モニター調査」の結果です。
学生は実際にどんな情報を求めていたのか。
実際に企業側が伝えていた内容は
「企業理念」「仕事内容」「求める能力・人物像」
のように、企業研究に役立つ情報が中心となっています。
しかし学生が聞きたいと思っている内容は
「具体的な仕事内容」「社風・社内の雰囲気」「採用スケジュール」
ここでギャップが生まれてしまっているのです。
学生としては
●仕事内容や社風を聞いて自分がその企業で働くイメージができるか
●今後の採用活動でどのようなステップがどれほどの期間で実施されるのか
を確認できるような内容を求めて説明会に参加しています。
次に会いたい【人】についてです。
以下のデータを見てみて下さい。
こちらも同様にマイナビ「モニター調査」からの引用になります。
多くの企業説明会は人事の方で完結してしまったり、
TOPセミナーとして代表から「企業理念」や「ビジョン」について
伝えることが多かったかと思います。
しかし上記の求めている【内容】と比例し、
学生が会って実際に話を聞きたいと思っているのは
「入社してから2~5年目の若手社員」なのです。
若手社員であれば話を聞いてそのまま数年後の自分に当てはめることができます。
より具体的に「社会人になって働く」ことをイメージできるのです。
ここで説明会プログラムの一例を紹介いたします。
〈企業説明会の例〉
16:00~16:15 開始挨拶、タイムテーブル紹介、司会自己紹介
16:15~17:00 代表による会社概要と今後のビジョン、学生に求めるもの等
17:00~17:10 休憩
17:10~18:00 若手社員の自己紹介と座談会
18:00~18:15 募集要項と今後のスケジュール
18:15~18:30 アンケート、エントリーシート記入、順次終了
人事が司会進行をし、会社トップと若手社員が登壇する2時間半のプログラムです。
【内容】としては、会社説明会に参加するまでの間、
学生自身で業界研究や企業研究を行っている場合がほとんどです。
そのため会社概要の説明ではホームページや就職情報サイトなどの広報活動では
触れられていないポイントに絞って説明するようにしてみて下さい。
「社風や社内の雰囲気」「入社後の教育研修制度・キャリアモデル」
について詳しく触れることで自社の魅力をより多く伝える事ができます。
また、よりリアルな姿をイメージしてもらうためにプログラム後半には、
若手社員に登場してもらい、入社を決めたポイントや社内の研修制度、
入社後に携わっている仕事内容、これまでのキャリアについて話してもらいます。
そうすることで、学生がこれまで収集してきた情報以上の話を聞けたという
満足感を得られ、会社に入社したときのイメージを膨らませることができます。
いかがでしたでしょうか?
企業側も説明会内容をイメージだけで決めてしまっては響くものも響きません。
学生がなにを求めているのかを明確にした上で、自社をどうアピールしていくかが、
重要となってきます。
学生により魅力的に感じてもらうためにも、
【説明会内容】と【伝える人】をしっかりと考えていただくことが大切になります。
とはいえ【内容】も【人】もしっかり定めても、
「そもそも肝心の学生が興味を持ってきてくれているのかが不安・・・」
「自社の求めている学生になかなか出会えない・・・」
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