判断ミスをなくす!学生の引き出し方
すっかり冬の寒さになりました。
12月には早期採用イベントも始まり、
ここから面接の回数が増えてくると思います。
「一度は面接をやってみたい!」と思うものの、
いざやるとなると何をどう聞けば良いのかが意外と分からないものです。
今回は学生の本質を見極めるための手法をお伝えしたいと思います!
■そもそも面接とは?
面接とは“候補者の入社後のパフォーマンスを推し量り、優秀な候補者を確実に自社に惹きつけること”です。
就活生は面接対策をしてくる人たちが多く、見分けるのが難しくなってきております。
候補者は、自分を良く見せたいという心理から、「○○のようにすべきと考えます」
というような熱い思いを語ることもありますが、実際にそれを実行することには大きな隔たりがあるケースも・・・
入社後のパフォーマンスを見るには、実際に取った行動にフォーカスしてみましょう!
■「STAR」を活用しよう!
学生を正しく見極めるための質問手法として「STAR」といわれるモデルを紹介したいと思います!
「STAR」とは学生が話すエピソードについて以下の4つの項目を明確にすることで、
どのようなコンピテンシーを持っているかを明確にするという考え方です!
① Situation (どのような状況だったのか)
② Target (その状況下でどのようなゴールを設定したのか)
③ Action (そのゴールを達成するためにどのような行動を取ったか)
④ Result (その結果どうだったか、また、その結果をどう受け止めているか)
例えば、「毎日休まずに部活を頑張りました!」ということに対して、
「なぜ休まなかったのですが?」という質問を投げかけた時に
「先輩が休まなかったからです」という回答が来たとしたら、
持続性はあるが、自ら考えて行動する力は確認できないことになります。
面接ではこの「STAR」を活用し、学生の行動にフォーカスを当ててみましょう!
■さいごに
面接官も候補者から見られていることを忘れてはいけません!
実際、入社を承諾した内定者に入社の決め手を聞いてみると、
“面接官の人から社風の良さを感じました!”というコメントは意外と多いものです。
貴重な時間を割いて面接に来てくれた就活生に対して
真摯な対応をするのは当たり前の話ですが、それだけすれば充分とは言えません。
この売り手市場の中、優秀な学生ほど多くの内定をもらっているでしょう。
数多くの内定の中から自社を選んでもらうためには、
彼らが会社を決めるにあたって重視していることについて魅力的に伝えたり、
疑問や不安に思っていることを丁寧に解消する必要があります。
時には就活生の先輩として、選考学生に寄り添って話を聞くことも大切です。
学生の行動を聞くことが判断ミスをなくし、不安を取り除くことが信頼関係につながるのです。
未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ