内定者フォロー「先輩社員との座談会」解説
内定者フォロー「先輩社員との座談会」解説
座談会形式での内定者と先輩社員交流のメリット
座談会形式での内定者と先輩社員の交流には、主に以下の3つのメリットがあります。
- 先輩と自由に話す中で、会社、仕事、職場への理解が深まる
- 不安の軽減や、縦の関係づくりにもつながる
- 内定者同士のつながりもできる
内定辞退対策として非常に有効な手段でもあり、気軽に行えることもポイントです。
座談会を有効な場にするためのポイント
座談会を有効な場にするには、以下の3点を事前に準備する必要があります。
-
1.目的を明確にする
-
2.目的に合った人選をする
-
3.話しやすくするための工夫をする
1.目的を明確にする
以下の3つの目的を組み合わせて実施することが一般的です。
(1)仕事内容を知る
(2)会社および仕事の魅力ややりがいを感じる
(3)仕事や職場のイメージを持つ
また、上記を通して、次の2つを実現することも期待できます。
(4)先輩社員との関係をつくる
(5)内定者の疑問を解消する、不安を軽減する
さらに、企業によっては、以下を期待するケースもあるでしょう。
(6)既存社員の育成 (内定者の特徴を知る、先輩としての自覚を醸成する)
2.目的に合った人選
目的 | 適した人材 |
---|---|
(1),(2) | 現場で活躍し、ある程度の規模の成果を出している中堅社員 |
(3) | 活躍している若手~中堅社員 |
(4) | 新入社員に関係構築してもらいたい社員がいれば、その社員 |
(6) | OJT担当社員 |
ただ単に社員をアサインすればいい。なんて思っていませんか?
気をつけておきたいのは、逆効果になる可能性もあるということ。
あんな先輩のもとで働きたくない・・・と思われてしまうと内定辞退になりかねません。
3.話しやすくするための工夫
特に時間が短いとき、話題が活発に出にくいと思われるときは、以下のような工夫が有効です。
<事前準備>
- 先輩社員のプロフィールシートを配布し、新入社員に質問を考えてもらう
- 先輩社員に、話してほしい内容を伝え、準備を依頼する
あらかじめ内定者の特徴や、気にしている要素を採用担当者が把握している場合、
それを先輩社員にネゴっておくことが重要です。
単なる楽しい会で終わらせるのではなく、悩みや不安を解消したり
意欲をかきたてるような話をできるように準備しましょう。
<当日>
- 5~6人のグループに分け話をする。あるいは時間を区切ってローテーションする
- 先輩社員に「仕事」「職場」「一日の過ごし方」などの項目ごとにトピックをまとめた資料を配布。話が途切れた場合、その中から話題を提供するよう伝えておく
- 最初に先輩社員から話題を提供し、それに対して新入社員から質問や感想を述べてもらう
未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ
公開日:2016年9月6日