やる気を引き出す!脳の習慣とは!?


いきなりですが、仕事や勉強をするうえで最もモチベーションを下げる言葉は何だと思いますか?

その答えは「それ、もう知ってる」です。

 

人間が見たり聞いたりした情報を最初に受け取るのが脳神経細胞なのですが、

脳神経細胞は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの本能を持っています。

3つの本能の中で教育や勉強において重要となるのが「知りたい」という本能なのです!

 

今回は、内定者やインターン生に対して研修を行う時などに活かせる

やる気を引き出すノウハウをお伝えしたいと思います!

 

 

■力を発揮させる目標設定のコツ


目標を設定することは、脳のパフォーマンスを上げるのに効果があります。

ただし、勘違いしがちなのが「目的」と「目標」の混同です。

 

目的:最終的に到着したいゴール

目標:目的を達成するために実践すべきこと

 

たとえば、「テストで100点を取る」という目的を達成するために

「毎日3時間勉強する」という目標を設定する。

など、このように目的と目標を明確にすると脳はパフォーマンスを発揮します。

 

目標の設定のポイントは”小さな目標を複数設定する”ことです!

目的までの道のりをいくつも設定して、目標の達成を繰り返していくことで脳はポジティブになり力を発揮していきます。

 

細かく目標を設定したら、次に行うのが”期限の設定”です。

期限を設定することにより、優先度の高い情報と脳が判断するので、集中してその目標に向かえるようになります。

目的と期限は紙に書き、口に出すことにより、意識が高まります。

内定者メンバーで個人で目標を立たせた後は「なぜこの目的にしたのか」「どうやって達成するのか」を共有させるようにしましょう!

 

 

■毎日の反復学習が思考力を高める


大リーガーのイチロー選手は、試合前の準備からバッターボックスの入り方、

試合後のグローブの手入れや食事まで毎日「ルーティーン」と呼ばれる同じ動作、手順を繰り返しています。

 

イチロー選手以外にも、毎日のトレーニングや仕事にルーティーンを取り入れている人は少なくありません。

こうした日々のルーティーンは、脳の機能を高めるのです!

 

人間の脳神経細胞には統一性、一貫性を求めようとする「統一・一貫性」の本能があります。

例えば、朝の決まった時間に仕事をすることや、1時間ごとに休憩をとったり、

仕事後には必ず自分の好きなことをする時間を設けるなど、

仕事の週間にルーティーンを取り入れると脳の機能は高まり、業務効率は上がるでしょう。

 

ルーティーンの枠は意識をしないとどんどん縮小してしまいます。

日報をつけるなど、昨日の自分との行動や意識の変化をアウトプットさせる習慣をつけることで、

ルーティーンの枠を増やし、新しい取り組みへの耐性がつくのです!

 

 

■ライバルとの会話が脳を刺激する


よくスポーツの世界などで活躍した選手たちが「良きライバルやチームメイトがいたから頑張れた」などとコメントしています。

 

サッカーのスペインリーグで毎年得点王を競い合っているメッシとロナウドの関係などはよくテレビでも紹介されています。

同じ目標を共有する仲間やライバルを作ることは、競争意識が生まれるだけでなく、脳の刺激になることが明らかにされています。

 

ライバルと目標を共有したり、勉強を共にしたりすることで脳は活性化します。

相手と自分の比較をし、負けたくないという気持ちや自分に何ができるのかなどを探そうとする思考が高まるのです!

 

研修などを行う際の最初の動機付けとして、活躍している先輩社員の事例を話すと良いでしょう。

そうすることにより、先輩社員への憧れと同時に、同期に負けたくないというライバル心が生まれます。

ライバルとの会話が脳を刺激させ、自身を成長させていくのです。

 

 

脳は環境や考え方によって左右されやすいという特徴があります。

しかし、仕組みを理解することにより、マインドコントロールは容易にできるのです。

・知りたい、なりたいを具体化させる

・目的に見合った目標を細かく設定させる

・目標達成のためのルーティーンを定め、行動にフォーカスを当てる

・ライバルとの情報共有により、さらなる刺激を生ませる

上記のポイントを意識して研修を行うことにより、モチベーション高く成長していくのです!

 

 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2016年9月5日