内定者フォローって他の会社は何してる?


内定者フォローって他の会社は何してる?

気になってことはありませんか?

そこまでマンパワーは割けないけど、内定辞退されたら困る・・・

何をすればいい形で入社してもらえるんだろう・・と不安になっている採用担当者さんも多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は一般的に、世の中で展開されている内定者フォローについて

解説とポイントつきでご紹介していきます。

 


 面談

内容

内定者と直接会うことによって、その段階での心理状況や、「見えている不安や疑問」
「見えていない不安や疑問」をケアしていきます。

ポイント

継続的に何度も会うことにより、学生との距離感を縮めます。

これにより、言いづらかった悩みや、本人も気付いていなかった潜在的な問題を発見、解決していくことも期待できます。

相談しやすい環境をつくることで内定辞退を未然に防ぐ効果がありそうです。

 内定者懇親会

 

内容

 

内定者を集めて、事業内容や職場の状況を説明する催しで、ランチ会、飲み会を兼ねるケースもあります。

 

全国に内定者が散っている企業では、地域ごとに実施するか、

保養所・研修所を利用して2~3泊の日程で行うこともあります。

 

交通費を支給して本社の地域で開催する会社も多いかと思います。

ポイント

内定者は、経営者の話を聞いてその企業を選んだ理由を再確認したり、その企業にしかないメリットを探し出そうとするため、経営者が実際に出席することも大切です。

従って、経営者は始めのあいさつだけでなく、

経営目標や人事管理の方針を具体的に伝えるという姿勢で出席することが重要です。

 

それだけではなく、親しみやすい若手社員の参加も大事です。

そこでリアルな話をしてあげることで、入ってからのイメージがつきやすくなります。

 採用活動のお手伝い

内容

内定者とともに、自社の選考フローを振り返り、採用フローの再確認を行います。

学生視点での評価や、他社と比較を通じて、次年度の採用活動へのブラッシュアップにつなげていきます。

同期を採用するお手伝いをしてもらうなど、早期から採用アシスタントのようなかたちでジョインしてもらうことで、囲い込みもできてしまう利点もあります。

ポイント

内定者フォローという観点だけでなく、タイムリーな課題発見や工夫が期待でき、次年度の採用活動を企画する上での有効な手段といえます。

 

またSNSに慣れ親しんだ世代なので学生ならではの視点でお手伝いしてくれます。

 社内報 郵送

内容

社内報をはじめ、会社案内、社史、PR誌などを送付する企業が増えています。

ポイント

採用活動のために制作したものだけでなく、社内や取引先などに配布していたパンフレットで活用できるものがあるなら、手間も省けます。

「送ること」が目的とならないよう注意が必要です。

あくまでも、内定者が自社の理念や事業を理解する上で役立つか、送付前に内容を吟味しましょう。

親御さんへのアピールとしても有効です。

 職場見学

内容

入社後配属する予定の職場(オフィス、工場など)の見学会を実施します。

その際、先輩社員も同席し、説明を行ったり質問に答えると、より理解が深まることが期待できます。

ポイント

単なるイベントに終わらせないために、以下のような工夫をすると、高い効果が期待できます。

・見るべきポイントが記されているシートを事前に配布

・見学後、他社との違いなどをテーマにグループディスカッションを実施/レポートの提出

 社内イベントへの参加

内容

運動会、クリスマスパーティー、忘年会、新年会など、社内行事に内定者を招きます。

自社の雰囲気に接する中で内定者は不安を解消し、「この会社の社員になるんだ!」という自覚も芽生えるようになります。簡単にできて、しかも効果の高い方法といえます。

ポイント

強制参加ではなく、内定者が「自主参加」できるような工夫も重要です。

内定者にイベントの告知をする際、「招待」という形にすると「会社が内定者を大事にしている」「参加を待っている」というメッセージを伝えることができ、安心感を与えることが期待できます。

同期と仲良くさせることで辞退を防げるメリットもあります。

 アルバイト・インターン

内容

実際の現場で働くことを通じて帰属意識を高めるだけでなく、入社前研修としての効果も期待できます。

単純作業ではなく、会社の業務の流れが分かる部署で実施すると、高い研修効果が期待できます。

また、選考時には分からなかった内定者の個性や適性を知ることもできます。

ポイント

実施効果を高めるためにも、内定者が参加しやすい、負担感の少ないものとする工夫が必要です。

内定者にとっては断りづらいものになりがちですので、実施にあたって十分な注意が必要になります。

アルバイトや部活、学業との兼ね合いもあります。

一人一人事情も異なりますので柔軟な対応をしてあげることが重要です。

 通信教育

内容

郵送やWeb上での通信教育を、会社負担で受講させるものです。

カリキュラムとしては、ビジネスマナーを中心としたスタンダードな内容から、企業理解を促進させるものまでいろいろな種類のものがあります。
また、いわゆる通信教育ではなく、入門者向けの業界専門書を送り、それについてのリポートを提出させるという方法もあります。

ポイント

通信教育を通じて、企業側にとっても以下のような効果が期待できます。

・入社後の導入研修の軽減

・自己学習の習慣化    など

 合宿研修

内容

ビジネスマナー、仕事の基本を習得することを目的としたカリキュラムなどがあります。

合宿形式の研修によって、内定者同士の相互理解を深めることを通じて、自社への帰属意識を高めます。

ポイント

日常とは異なる場所や時間を共有することで、内定者の意識が大きく変革する機会につながります。

ただし、コスト、マンパワーともに負担は大きいため、早い段階での実施判断、予算取りなどが必要になります。

社内で合宿研修するか、専門会社さんに依頼されるかでもまた異なります。

専門会社さんに依頼するメリットは、内定者が少数の場合、社外同期ができることが大きなメリットです。

 

 

いかがでしたでしょうか。

どこまでマンパワーかけて、内定者フォローしていくかも検討しなければなりませんが、

各社一般的に上記のような内定フォローをしているのであれば、

何もやらないわけにはいかなくなってきますね。

 

ただ、囲い込みすぎには注意しながら、

学生一人一人と対話をし、お互いにいい形で進めていけるように工夫することが重要だと思います。

 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ

 


 


 


 


公開日:2016年9月5日