自社の健全度を測る3つの指標
自社の健全度を測る3つの指標、ご存知ですか?
日々の業務に追われて、なかなか自社のことを振り返る時間がないんだよな・・
先日、そうボヤく経営者を見かけました。
経営に専念できている体制の経営者は、まだ大丈夫かもしれませんが、
現場の最前線にまだ社長がいる。そんな会社は、思いあたるフシも多いのではないのでしょうか。
今回は、そんな企業のためにジャック・ウェルチが語った自社の健全度を測る3つの指標を紹介します。
念のためまずは、
ジャック・ウェルチのプロフィール・経歴・略歴
ジャック・ウェルチ、米国の経営者、元ゼネラルエレクトリック(GE)のCEO。
ボストン大学卒業後GEに入社し生え抜きとして出世の階段を上がる。
1999年米国経済誌フォーチュンで20世紀最高の経営者に選ばれる。
業績低迷にあえいでいたGEを人員の大量解雇と不採算部門の整理統合で蘇らせる。
多くの経営者が彼の手法を取り入れリストラとダウンサイジングを行った。
LIXILの藤森さんもジャック・ウェルチの右腕だったことで有名ですね。
それでは見てみましょう。
自社の健全度を測る3つの指標
1)社員のやる気のレベル
… 熱意に満ちた社員がいなければ、会社は競争に勝てません。
会社のミッションを信じ、それをどう実践したらよいかを理解する熱意に満ちた社員がいなければ会社は競争に勝てないのです。。
その為には少なくとも年に一度は社員の意識レベルを確認したいところ。
社員が会社の戦略的方向性をどうとらえているのか、自身のキャリアアップの可能性をどう考えているのか、等
「皆さんは会社の目標を完全に理解し、受け入れ、支持していますか。」
「社長がスピーチ等で話していることと、あなたが毎日従事している業務との関連性を感じますか。」など尋ねます。
最も優れた社員の意識調査はたった一つの質問で済ませることが出来ます。
「私達はみんな一つのチームになっているだろうか?」
2)顧客満足度
… 会社が長期的に生存していくためには成長がカギとなります。
発注数が安定していないか減ってきたような難しいタイプの顧客のところに出向き、
当社がもっと良くなるには何ができるでしょうかと質問して回るのです。
顧客が商品やサービスを他の人に勧めるかどうか探りだすまで席を立つな。
それくらい顧客満足度を計る厳しいテストです。
3)キャッシュフロー
… キャッシュフローは嘘をつきません。
純利益などの損益計算書の数字には、ちょっと「ごまかし」を施す余地があります。
だが、フリー・キャッシュフローだけはビジネスの真の姿を教えてくれます。
社員のやる気、顧客満足度、キャッシュフローが正しく現れていれば、
あなたの会社は勝利に向かっていると信じてよいのだと思います。