NPO法人で働くという選択肢。ボランティアとNPOの違いって何?
- NPO法人で働くという選択肢。ボランティアとNPOの違いって何?
こんな学生がいました。
「新卒ではベンチャーに入って、営業ノウハウを学んで、お金を貯めて、
最終的には海外ボランティアをしているNPO法人に入りたいんです!」
ベンチャーで働いて学びたいというのはわかったんですけど、
NPOとボランティアは違いますよ?
あなたが言っているのは、ボランティア団体じゃないですかね……。
「えっ?」
もしかして、NPOはお金を稼いでいないと思ってますか?
「ちがうんですか? だって、非営利団体だって……!」
NPOは確かに非営利団体ですが、
ボランティアは無報酬!意味が全然違うんです。
- NPO法人を運営するには、人、場所、金のコストがかかる!
ボランティアは個人が集まって活動をするのに対し、
NPOは法人という名の通り「経営」をしています。
基本的に経営者を中心として、雇用契約を結んだ職員がいます。
彼らの仕事がボランティアだったら、彼らの家族は何で食べているのでしょうか?
そう考えると、NPOの運営に利益は不可欠であることがわかると思います。
では、なぜ非営利と名乗るのか?
それは、「営利」という言葉が、売り上げ−コストの上に成り立っているからです。
つまり、NPOは運営のための資金をやりくりしながら
売り上げを出し、職員の給与やオフィス料金などのコストをかけて
最終的にゼロ利益になるように運営されているのです。
つまり、非営利だからといって、売り上げを追求しなくていいというわけではありません!
実は、一見ボランティアに見える事業の中で儲けを出すためにとても考えられていることが、少しわかりましたでしょうか?
今回この話をするきっかけになった学生さんの
「NPOで活躍するために、ベンチャーで学びたい!」という想いは、
とても理にかなっているように思います。
どうやったら、自分が救いたいと思っている人の助けができるのか?
それには、どれだけのコストがかかるのか?
ベンチャーでプロジェクトを動かしながら学べば
きっと「救いたい人を救える思考力と稼ぐ力」が身につく可能性があります。
それは、ボランティア精神を高めるよりも、もっとたくさんの人を救う力になるに違いありません。
自分を成長させてくれるベンチャーを探すには、
企業がどれだけの熱意を持っているかを知ることが不可欠!
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