2017卒採用も瞑想。面接解禁「6月」に前倒し
2017卒採用も瞑想。面接解禁「6月」に前倒し
就職活動解禁が3月に後ろ倒しになった2016卒採用。
実質遵守した企業がごく一部にとどまり、各企業を戸惑わせる事態に陥りました。
就活生は内定保持者とそうでない学生に二極化し、10月になっても内定をもっていない学生が続出。
結局、企業も学生も活動が長期化し、疲弊する状況となっています。
そこで、経団連は、2017年春入社の大学生らを対象にした16年の採用活動について、
面接などの選考活動の解禁時期を現行より2カ月前倒しして、6月にする案を軸に調整に入りました。
2年連続の変更の可能性が大きくなっています。
一方、会社説明会などの広報活動解禁を3月、内定解禁を10月としていることは変えていません。
本来、選考活動の8月への繰り下げは、「学生が学業に専念できるように」との政府や大学側の強い要請を受けたもの。
しかし「一部企業が抜け駆けして解禁前に面接を行い、就職活動が長期化」
「大企業の選考が遅くなり、中小企業で内定辞退者が相次ぐ」など
企業も学生も疲労困憊しています。
もはや茶番のような展開になっていますが、根底にある学業に専念するため、
ということを貫くためにも新卒一括採用システムの終わりが見えてきているように感じます。
抜本的に見直しがされるのは2018卒採用になるでしょう。
残念ながら、2016卒採用を見ていて、就職活動解禁ルールを遵守していていい結果に繋がる企業が少ない状況。
2017卒は、各自市場を見ながら、早期から動くことが成功への近道になるでしょう。
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公開日:2015年10月26日