倍率4.52倍!就活で内定がとりやすい市場とは?


今年も就活は3月スタートの後ろ倒し。

でも実際に守る会社なんて一部の大手企業のみ。

すでに内定を持っている学生や、就活をスタートしている学生にパッションナビを通してたくさんお会いします。

就活を進める中で、みなさんは有効求人倍率という言葉は耳にしたことがあるでしょうか。

(有効求人倍率=求人総数/民間企業就職希望者数)で計算され、倍率が低いほど、求人数に対して入社したい人が多い、つまり企業に入るための競争が厳しいことを意味します。


リクルートワークスの発表によると、2015卒の大卒有効求人倍率は、1,000〜4,999人以上の大手企業で0.84倍・5,000人以上の大企業0.55倍に対して、300人未満のベンチャー・中小企業で4.52倍と圧倒的な差があります。

つまり学生一人あたり、ベンチャー4.52社から内定が出ているという計算になります。

1,000人以上の大手企業の中でも就職人気ランキングのトップ100などの企業はもっと低い求人倍率になっているでしょう。

この傾向はリーマンショック後の就職氷河期のというわれる時期を見てもここまで低いのではなく、基本的には1倍を常に下回っています。

直近で最も採用が盛んと言われる2008年卒の1,000人以上の有効求人倍率は0.77倍と2012卒の0.65倍とそこまで大きな差は見られません。

ざっと人気な大手の求人倍率を見てみると下記の通りです。


内定倍率が高い人気企業


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大手の内定倍率が非常に高く、大手への入社は狭き門だということが瞬時にわかりますね。

しかし、ベンチャーを含む、すべての企業の求人倍率は下記のように変化しています。

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大手ベンチャー含む全体求人倍率

求人件数が驚くほどに増え、学生はある意味会社を選び放題という状況ではないでしょうか。

会社の規模別に求人倍率を調べてみたのがコチラ。

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【求人件数が増えた】と先述しましたが、増えたのはほとんど300名以下のベンチャーの求人件数。

この状況で学生が、【就職氷河期の終了・大手志向・安定志向】になってしまうのって恐ろしい勘違いではないでしょうか。


ベンチャー企業の求人倍率4.52倍


 

今も昔も狭き門である大企業に対して、ベンチャーは人が集まらないことに苦労する場合が多く見受けられます。

特に2016年度卒業の学生に関しては、就職氷河期終了という認識により

大手志向・安定志向が高まっているという状況を考えると、より一層大変な採用活動になります。

なので、さらに圧倒的な売り手市場になり、ベンチャーの採用活動は苦しくなっている状況です。

この状況は学生の立場からすると、単純計算で内定が出やすいのはベンチャーだ、ということにお気づきでしょうか。

でも勘違いしないでください。

大手企業にはいれない人が、ベンチャーにはいれるか。それは違います。

大手企業では求められないものがベンチャーには求められ、だからこそ、その見返りが大きいのです。


ベンチャーでは成果がそのまま評価につながる


敵は競合他社。プロジェクトの責任者はあなた。成果がそのまま評価される

大手と比べてみると、多くのベンチャーでは人材は多くなく、入社後まもなく

次々と重要なプロジェクトがあなたに降ってきます。

場合によっては研修もなく実戦に投入され、利益を上げることを要求されることもあるでしょう。

こうした現場は自分を守ってくれるものが多くない分、業務の成果は直接あなたの評価につながります。

もともと人数がいないため、社内であなたの周りにいるのはプロジェクトの仲間か、利害関係のない別の社員です。

出世競争をしている暇があったら会社を大きくした方が早いという世界で、

足の引っ張り合いばかりしている人は生き残っていけないでしょう。

こうなると、敵は社内にはなく、競合他社(同じ市場で争う他の企業)との争いが待っています。

そこではビジネスの実力が顧客によってシビアに評価されるため、

あなたのレベルは実際に使える状態でどんどん上がっていきます。

広い視野ですべてのことをこなしていくうちにみなさんの成長カーブが極大化されるため、

圧倒的な実力をつけることも夢ではありません。

ベンチャーという場には、リスクもありますが、みなさんを正しく評価する場と、成長の条件が整っているのです。

会社が育っていくダイナミクスは大手では体感できない

更につけ加えておくと、会社が成長していくときの雄大なダイナミクスを実感することができるのは、

ベンチャーをおいて他にありません。

大手においてはすでにほぼ成長しきってしまっているため、急成長を痛感できる環境はなかなか与えられないのです。

 


圧倒的に成長したい人こそ、ベンチャーに行け。


もちろん、上記の内容は、大手の福利厚生や安定性、動いているお金の大きさ、

生涯年収の計算のしやすさなどという重要な利点と比較される必要があります。

ダイナミクスなどよりも、知名度や安定を望む人にとっては大手は変わらず魅力的でしょう。

しかし、自分の実力を自覚し、誰よりも成長を望む方には、ぜひベンチャーという選択肢を検討していただきたいと思います。

自分自身の力を育て、その力で評価され、企業と共に成長していく、

そんなキャリアプランを描いている方にとって、ベンチャーの魅力は計り知れないものがあります。

もっと自信があり、魅力的なビジネスプランを持っている学生は、起業という選択肢もあるでしょう。

自分の目標を見据えて、それに合った企業に入れるよう、常に広い視野で就職活動してみてください!

 

 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


 

 


公開日:2015年8月14日