2020年卒、守られないルール。今のうちから就活のためにできること。


来春卒業予定の大学生の就職活動がヤマ場を迎える一方で、

2020年卒を対象にしたインターンシップ(就業体験)の情報公開が6月に始まりました。

 

インターンシップが当たり前になり、8割が参加というデータも。

1dayのインターンは実質説明会のようなものもあり守られないルールに

企業や学生からは疲弊の声も上がっています。

 

経団連の「採用選考に関する指針」では、3月1日から採用広報活動を、

6月1日から選考をそれぞれ解禁するとしていますが、

ところが実際は、それ以前から大手を中心にした多くの企業が、

1日限定で講義や座学などを行う「ワンデー」型インターンなどを入り口として、

事実上の選考を着々と進めているのです。

 

 インターンとは本来、学生が企業などで実習・研修的な就業体験をすることを指します。

国内では、バブル経済崩壊後の就職難や、企業とのミスマッチによる早期退職者の増加を受け、

1990年代後半から浸透し始めましたが、とはいえ私の就活の時期、

2014年卒のころはほとんどの学生がやっていなかったように感じます。

 

経団連はインターンを「社会貢献活動の一環」と位置付け、

「教育的効果が乏しく、企業の広報活動やその後の選考活動につながるような

1日限りのプログラムは実施しない」と明記しているとはいえ、

罰則規定があるわけではなく、経団連に加盟する企業でも、

早々と学生に接触し、「青田買い」を試みるところが少なくありません。

人気の企業には応募が殺到し、志望者数が定員の何十倍にも。そ

のため、筆記試験や面接などを通じ、受け入れる学生を絞り込んで優秀な人材に目星を付ける。

これが、採用に直結する、いわゆる「名ばかりインターン」です。

 

経団連非加盟の中小ベンチャーや外資系が採用活動を早め、

優秀な人材を囲い込もうとする動きがあり、そうした企業の思惑を、

学生側も先輩たちの就活体験談や口コミなどで知り、「インターン=採用・選考」と認識して前のめりに。

 

周りがやっているのでやらないと乗り遅れてしまう・・というのは

企業側にも学生側にもよく聞こえてくる声ですね。

 

実際に動き始めるにしても何をすればいいのかわからない、といった声も多いはず。

そこで20卒の就活生が早期の今のうちからできることを下記にまとめてみます。

 

・就職サイトでインターンを検索して参加する

企業の情報集めには、実際に自分の目で確認できるのでもってこいです。

 

・就活プロの相談会に参加する

最近では就活の先輩や採用コンサルタントに話を聞いたり

面接練習や自己分析をお手伝いしてくれる会社が存在します。

 

例えばこんなイベント

 

・企業からスカウトをもらう

自己PRを書く練習にもなりますし

企業から特別選考などに招待されたりと一石二鳥であるケースが。

 

 

・合同イベントに参加する

 

企業数社と飲み会などを通してコミュニケーションをとり

仕事などについて語り合う交流会のようなものです。

いい企業を見つける場としてはもちろん、

話を聞いてみてとても興味が湧いた、など最初は見てもいなかった企業との思わぬ出会いなどもあります。

 

 

今のうちから何すればいいのかわからない、という人は

ぜひ色々試してみてもいいかも。

 

自分にあった就活の方法が見つかるかもしれません。

 

 

 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ

 


公開日:2018年6月18日