【インターン開催必須と言われる3つの根拠】インターンをやらないと悩む理由はもうない?


近年、何かと注目されているインターンシップ
毎年多くの企業が新たにインターンの開催を決定し、
実施につなげています。

とはいえ、まだまだインターンを実施している企業は
全企業の中でもほんの一部。


「インターン必要といっても時間も労力も避けないし、、、」
「まだ3月からの採用でなんとかなっているから、、、」


弊社のメインクライアントにあたる中小・ベンチャー企業では
こういったご意見を多数いただきます。

たしかにインターンシップの開催は時間も労力もかかりますが、
ではなぜ毎年毎年、開催を決定する企業が増えているのでしょうか?

今回はその根拠となる3つのデータをまとめてみました。


■1.加速度的な市場の変化~求人倍率の高騰~




こちらは毎年リクルートが公表している企業規模別の求人倍率の推移。
16卒採用時(2015年)まではどの企業規模帯でも求人倍率は安定していましたが、
その年を堺に年々大幅な上昇をし始めました。

しかし高騰しているのは従業員数300名以下の中小・ベンチャー企業のみ。
それ以上の所謂大手企業の求人倍率は一定なのです。

求人倍率が上がっているということは、
それだけ採用が厳しくなっているということになりますので、
これまでと同じ施策だけを続けていてはいずれ大きな問題に繋がります。


■2.大手ナビサイトの限界~掲載数上昇と学生の動向変化~


まずはこちらのデータを見てください。



これは17卒から19卒にかけての、各大手媒体(マイナビ・リクナビ)の
3月1日解禁日の掲載社数の推移です。

求人倍率上昇の背景はここからも見ることができますが、
要因のひとつとして上がってくるのは
『そもそも新卒採用を実施する企業が増えてきている』ということ。

実際にこのわずか2年で掲載社数は【133%】にまで上がっています。

そして次はこちらを見てください。
今度は企業側ではなく【学生側】の変化です。



このデータは採用解禁後3月からの月別エントリー数の推移です。

データを見れば一目瞭然。
年々月ごとのエントリー数が減少いています。
解禁直後の3月にフォーカスしてみても4年前から『半減』しています。

つまり上記2つのデータからわかるのは、
【ナビサイトに掲載しておけば学生が集まっていた時代】
はもうすでに終わっているということです。


■3.就活市場の「早期化」がポイント~学生の動きに変化~


3月解禁を待って採用を行っていてはもうすでに遅い、
このことは上記のデータから十分に考えられるのではないでしょうか?

しかし、それだけではインターン開催が「直接的な答え」にはなりません。

・学校訪問
・リクルーター
・イベント参画
・人材紹介

手法は様々にあります。

インターンの開催が必要だと言われる理由はとても簡単。
それは単に『学生がそれを望み、大半の学生が参加しているから』
これに過ぎません。



こちらのデータは毎年マイナビが公表している
「インターン参加率」のデータをまとめたものです。

求人倍率の上昇と【全く同じタイミング】でインターンの参加率が
大幅に向上しているのがわかりますね。

優秀な学生層ほど「求人倍率が高いから」と内定をもらうことをゴールにはせず、
『自身が本当に行きたい企業の内定をもらう』ために企業の絞り込みとして、
インターンシップに参加することをはじめました。

これはどういうことなのか。

過去は3月の解禁と同時に情報収集を始め、
説明会に足を運んで選考を受ける企業選びをしていました。

この「情報収集」のタイミングがインターンシップに移り変わりました。

インターンシップで情報収集をしているということは、
3月時点では自身の興味のある企業は殆ど絞り込んでおり、
新たな企業を探すということをあまりしません。

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お分かりいただけましたでしょうか?
これが年々企業側の採用が苦戦している背景です。

3月の解禁から採用を始めていては遅いなんてものではありません。

3月から始めていては【殆どの学生の視野にすら入っていない】ということ。
情報収集している時期がズレていることに気づかずに、
これまでと変わらず同じ時期に情報公開していては集まるはずもありません。

2018年6月

今年はまだ間に合います。
2020年卒採用の学生たちは「今まさに」動き始めています。

一歩踏み切れていない企業様は
ぜひ「今年から」インターンシップを開催しましょう。

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2018年6月11日