【選ばれるコツは"思考"にあり?】人事が意識するべき伝え方3つのポイント


現在の市場において採用は困難を極め、
学生の売り手市場です。


従業員規模300人未満企業の求人倍率は脅威の6.45倍


企業の求人の数に対して、圧倒的に学生が少なくなっているのです。

過去の採用のように
企業が多くの学生から『選ぶ』のではなく、学生から企業が『選ばれる』
を意識することが重要となっています。


そんな中でポイントとなってくるのが、学生への『伝え方』


学生との接点の入り口であるだけに、
企業へ持つ印象にも大きく関わります。


そこで意識していただきたいポイントは3つ。


1.話は短文で簡潔に「1分で伝える」



何かを伝えたかったら、まずは1分以内にまとめること。
これが最も重要となります。


「弊社は先輩から気さくに話しかけたり、一緒にランチをしたりと
明るく打ち解けやすい社風でして、仲が良くチームのような関係を築いておりますが、
反面教育環境しっかりと整えており、一人一人の良さを伸ばしていく~、、、」


「それで結局のところなにが言いたいの?」という印象を持たずにはいられません。


相手に伝えるという点においては、長い文章で話をするよりも、
短い文章で話したほうがテンポもよく、わかりやすいです。


その際のポイントは、
『結論:1の根拠:3』
でひとつの話にまとめること。


結論をはっきりさせ、3つくらいの根拠をつければ、
1分で話せるようになっています。
そして、結論と根拠の意味が通じていれば、
相手に伝わりやすい話になります。


もちろん1分にまとめられたからといってそれでは十分ではない、
という話もあるでしょう。


ですが相手に耳を傾けてもらうために、
まずは1分で話し、そこから深めていけばよいのです。
まずは1分で話をしてみましょう!


2.「?」を提示して自分で考えさせること


ただ自社の利点や特徴を学生に提示をしても、
それだけで『選ばれる』ことはあまりありません。


話し方や伝え方を工夫する必要があります。
そこで、"質問"によって学生に自社に入社する理由を考えてもらうのはどうでしょうか。


「みなさんの将来の理想・就活をする理由はなんですか?」
「そのためには今のみなさんには何が足りませんか?」
「ではその不足を補うためにどんな会社に入社するべきでしょうか?」


などなど。
質問をされれば自分たちでその答えを考え、言葉にすることで自分の考えに責任を持つようになります。


質問を繰り返すことで、学生の中での考えが
ぼんやりとした【理想】から具体的な【理由】に変化していきます。


ここまで考えが明確になった上でそれに刺さる自社の強みを提示できれば、
学生からは他でもない「この会社だから入りたい」と選んでもらえるのです。


3.選択肢を出し、学生に決断させること


例えばある企業の人事が新しくエントリーした学生に対し、


「エントリーありがとうございます。
まずは弊社の説明会にお越しください
(説明会リンク添付)


と学生にアプローチをしたとします。
ですがこの場合、多くの学生は


「とりあえず後で空いてる日程を確認すればいいかな。」


と、後回しにしてしまいます。

学生の動きが
1.リンクに飛ぶ
2.開催日程を確認する
3.自身のスケジュールを調整する
4.予約する
と手順が多くなってしまうことで次につながらず、
エントリー直後の熱感も冷めていってしまいます。


学生の導線手順はできるだけ少なくすることが、
次のフローへのCV向上に繋がります。


「エントリーありがとうございます。
まずは一度お会いしたいので説明会へお越しいただければと思うのですが、
以下の日程ではいつが一番ご都合がよろしいでしょうか?

・5/10  11:00~13:00
・5/15  13:00~15:00
・5/23  13:00~15:00

上記の日程で説明会を開催いたしますので、
日程調整の上ご返信いただければと思います。」


このように企業側から日程を提示することで、
学生の動きの1と2をスキップすることができ、
予定の合う日程を学生は返信してくれる確率は格段に上がります。


 

いかがでしたでしょうか?


この採用難の中でいかにいい人材と出会い、採用まで繋げられるかは
多くの企業が抱える課題となっています。


とはいってもやはり人気不人気の差は大きいです。


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公開日:2018年5月7日