【内定辞退に悩む企業必見!】早期採用でこそ気をつけるべき採用成功のための『5つの"S"』


さて、本日から4月となりました。
多くの企業で本選考となる面接が始まる時期かと思います。

今年の19卒採用においても、
懸念されているのが『内定辞退』ですね。

この『内定辞退』ですがわりと簡単に考えられがちです。

「うちよりもいい条件のところが見つかったのか」
「大手の内定が決まったのか」

■内定辞退の陰に潜む【ハインリッヒの法則】


皆様は【ハインリッヒの法則】というものをご存知でしょうか?
この法則は、重大な事故を防ぐための経験則のひとつです。

1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、
さらにその背後には事故寸前だった300件の異常が隠れているというもの。



新卒採用に置き換えた場合、
重大な事故とはズバリ『内定辞退』です。

そしてその背景には29の事故、300の異常があると考えられます。

《具体的には??》

・日程調整の行き違い
・名前の呼び間違い
・案内した社員の印象
・オフィスの清掃環境

人事の皆様が気が付かないような、
「異常」が採用プロセスにおいて起きた可能性があるのです。

こうした見えない「異常」が1つの重大事故=辞退を生んでしまっていたということです。


■採用成功のための『5つの"S"』


内定辞退という重大な事故に繋がる前に防ぐポイントは、
大きく5つあります。

1.Speed(スピード)
2.Simple(シンプル)
3.Smooth(スムーズ)
4.Special(スペシャル)
5.Suprise(サプライズ)


《Speed:学生との面接調整は迅速にやってますか?》

学生への対応はできるだけ早いほうが良いとされています。
日程調整をする際、候補者への連絡はどのくらいのスピード感で実施されていますか? 

優秀な学生であればスケジュール調整も早く、すぐに埋まっていきます。
候補日を出してもらってから設定まで「3時間」を目安にしてみてください。


《Simple:面接までの行程は複雑ではありませんか?》

「面接日までに○○(システム)へ個人情報を入力し、経歴書を添付してください」
「当社1Fに着きましたら、□□までお電話してください。入館方法をお伝えします」

丁寧に説明していただいておりますが、
少し複雑に感じませんか?

できるだけシンプルに、簡略化できないかを検討してみて下さい。


《Smooth:学生の案内はスムーズにできていますか?》

時間丁度にきていただいた学生を待たせたことはありませんか?

他にも、部屋の飲み物が出しっぱなしになっていたり、
面接官が時間通りに来なかったり……

こんなことがあるとグッと候補者の印象が悪くなります。
面接官と面接調整者が違う場合、情報の共有不足でこういったことが起こりがちです。


《Special:学生に特別感を演出していますか?》

入社後との明らかなギャップはなくすべきですが、
就活生の段階では学生は「お客様」として扱うことがベストだと考えられます。

エントランスにメッセージカードを置いてみたり、
来社の際に「今日はご来社いただきありがとうございます」など
一言添えるだけでも充分に効果はあります。


《Surprise:学生をいい意味で、驚かすことができてますか?》

面接に来てくれるということは、
ほとんどの場合「事前準備」をしてきています。

にも関わらず、面接でお話をするときに、
ホームページでわかる内容"以上"の話が聞けなければ、
「時間の無駄だった」と感じるかもしれません。

面接後に学生の表情がガラッと変わるくらいの、
一緒に働きたいと思わせる話ができれば入社意欲もグッと上がります。



いかがでしたでしょうか?

「こんな細かいこときにするの?」
と感じるかもしれませんが、それはみんな同じです。

採用担当としても、
学生の細かな悪いところは目に付きますよね?

学生からしても同じです。

採用成功において最も重要なのは、
『学生との目線を合わせること』です。

大きな改善策ではなく、
まずは小さな修正から始めてみませんか?

 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2018年4月2日