内定後のフォロー面談ノウハウまとめ


新卒採用における内定後のフォロー

どうしていますか?
 

よくこのご相談をいただきます。

新卒採用の場合、長い場合は内定から入社まで1年くらい期間があるケースがあります。

 

企業や学生の意向にもよりますが、

内定者インターンをしてもらう企業の話も数多く聞くようになってきました。

 

後半のタイミングでの内定辞退や入社直後のトラブルは避けたいところなので

ミスマッチのない採用のためにも実際に入社前に業務が経験できるところは魅力だと思います。

 

しかし今回は、インターンシップの受け入れ態勢がない。

事業内容的にインターンが受け入れられない。

そんな企業様のために、インターン以外でのフォロー方法をご紹介します。

 

採用選考のプロセスを無駄にしないために、内定後の面談などを設けるのがいいでしょう。

 

積極的に情報提供しておいたほうが良いことなど、担当者が面談で心がけたいことをご紹介します。

 

内定後の面談も、採用面接同様、話しやすい雰囲気づくりから

 

内定者は、「選ばれる」ためにアピール中心の選考時のマインドから一転、

新たな第一歩を踏み出すにあたって相応しい企業か「最終選定」する思考になっています。

 

「この企業で自分は活躍できるのだろうか」

「雰囲気になじめるだろうか」といった緊張や不安を抱えて面談の場に現れることでしょう。

まずは、内定者がリラックスして面談に臨み、本音で話せる雰囲気をつくることが大切です。

 

競合他社という比較対象がいることを忘れないでください。

 

内定を出した後だからと言って、事務的な対応をするのではなく、

初対面の応募者同様に笑顔で出迎え、親しみを込めて話しかける、

雑談を交えながら面談の趣旨を説明するなど、担当者のほうからざっくばらんな態度を示し、

緊張をほぐすことを心がけましょう。

 

 

内定条件の交渉相手は、内定者だけではなく、家族や両親

 

誰しも少しでも条件のよい会社に就職したいと思うもの。

内定者の不安や迷いを払拭するために、相手が知りたいと思う情報を積極的に提供することも大切です。

次のような項目については、意識して伝えるようにしましょう。

また、近年は「親ブロック」という言葉が流行るように、

入社の最終の意思決定が、内定者本人だけで完結せずに家族の意見が重視されることが増えています。

自宅に戻った応募者が「家族を説得」できるように条件をはじめ、安心してもらえるような工夫が必要でしょう。

 

  1. 会社についての紹介(できるだけ具体的に。この場合は学生に伝えるよりも親御さんを意識して。)
  2. 業務内容:具体的にどのような仕事を任せるのか。
  3. 給与:給与の仕組みや支払日などまで細かく伝えると良いでしょう。
  4. 勤務労働条件:休暇制度や勤務時間、時間外労働などについて、求人票の説明より詳しく。配属される部署の繁忙期がわかるなら合わせて伝える。
  5. 勤務地:どんな場所で働くことになるのかわかれば、通勤のイメージがしやすい。
  6. 福利厚生:社会保険、企業年金など。出産や育児に関する制度についても伝えておきたい。

 

親が就職先に反対するという話を数多く聞くような世の中になりました。

個人的には、なんだそれ。とも思いますが、ご両親も心配でつい口出しをしてしまうのでしょう。

安心させてあげられるような努力は無駄にはならないのだと思います。

 

 

他社の選考状況や入社意思は必ず確認

採用担当にとって最も避けたいのは承諾を得ながらドタキャンされてしまう内定辞退。

優秀な人材であればあるほど、複数の企業から内定を得ているもの。特に今のような売り手市場であればなおのこと。

面接回数が進めば進むほど、他社の選考状況や入社志望度の把握は優先確認事項となります。

内定承諾の期限については、会社として譲れる目安をあらかじめ決めておき、

貴社と併願企業の志望度合や残りの面接進行状況などから相対的に判断する必要があります。

最終的には内定を承諾するかどうかは応募者の意思決定に委ねられています。

採用担当者は「入社してもらいたいが、悔いなく就職活動を進めてほしいこと」を

内定者の立場に立った真摯な説明を心がけ、内定者の良識ある対応を促しましょう。

 

 

最後の一押しは、採用担当者の魅力

 

内定後の面談は、会社の雰囲気を伝える最後の機会となります。

会社に関するさまざまな情報を提供する際に、社内の人間関係や制度の利用状況なども具体的に案内することで、

社風が伝わりやすくなり実際に働くイメージが沸きやすくなるでしょう。

採用担当者が自らの体験を交えながら、本音で話すことを心がければ、それだけでも内定者に会社の雰囲気は伝わります。

入社を決める最後の一押しは、「この会社で、この人と働いてみたい」と思わせられるかどうかにかかっています。

 

採用担当者は、企業の顔として、また、内定者にとっての一人目の友人として信頼関係を築きたいものです。

 

 

 

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公開日:2017年3月28日