ここは押さえておきたい!新人研修のポイント
早期から活躍する人材育成を行うには、どこに力を注げば良いのでしょうか。
研修では、人として大切なことやビジネスマナーを指導することが重要です。
また、学生時代の学び方と社会人の学び方の違いを意識させ、
方法を変える指導をすることがポイントとなります。
今回は、現代の学生に合わせた研修のポイントをお伝えします!
■まずは模倣から学ばせる
若手には「早く創造的な仕事がしたい」という欲求が強いものです。
しかし深く考える習慣が育っていないのに、
「考えて、創造的な仕事をせよ」とチャンスを与えてもあまり良い結果は得られません。
むしろ、最初は徹底的に「模倣」させることが創造的な仕事の近道になることを教えます。
新人には、早く仕事をしたい・失敗したくないという特性があります。
ですから、簡単な仕事の「模倣」であっても、
新人に何かしらの成果を生み出させることが成長につながります。
また、成果を出すことができれば達成感が高まり、
“もっと深く仕事がしてみたい”
“もっと創造的な仕事がしたい”と強い探求心が出てきます。
その後に少し複雑な仕事を与えるという手順を踏むと、
深く考える習慣を徐々につけていくことが可能となるのです!
■他者視点の判断軸を教える
新人にとっては、自分の判断基準より優先される「職場のルール」が存在することはなかなか理解できません。
職場には職場のルールや慣習があり、明文化されていないものもあります。
新人には「自ら学んでほしい」と伝えると同時に、判断の軸が身につくよう指導もしていきます。
まず、仕事を依頼する際に、具体的な行動を仔細に教えるのではなく、
「何を判断軸に行動するか?」を教えるように心がけます。
例えば、電話メモの取り方を教える際には
「電話をくださった方(他者)が一番嬉しい様にメモを取るべき」ということを伝え、
具体的な行動を他者視点で考えさせます。
こうした訓練を継続して実施することで、他者視点を持てるようになります!
■早期戦力化には考え方を変える
(1)教える事を明確化する
まず、今後最低限身につけてほしいことを洗い出します。
具体的には、今後5年程度で学ぶべきことを列挙したスキルマップを作成します。
「社会人スキル」(社会人として必要なマナー・常識)
「業務スキル」(仕事をする上で必要なスキル)
などに分類し、併せて、そのスキルを身に付けるべき到達目標期間(3ヵ月後、6ヵ月後、1年後など)
決めたスキルマップを作成します。
この習得目標を早期に作成し、明示すれば、チャレンジ目標が明確になり、
チャレンジ心が弱いゆとり世代でも、スキル伸長に取り組みやすくなります。
(2)好きな座学を取り入れる
新人育成には、座学(いわゆる研修)を積極的に取り入れるのが効果的です。
前述の通り、ゆとり世代の傾向として「机上で教えられた」という実感がないと、
「聞いていない」と感じる傾向が強くあります。
定期的に座学で体系的な知識の整理を行なう一方、OJTにより、各人に合わせた指導をします。
新人の慣れたパターンで仕事を学ばせていくと、戦力化が早くなります。
ただ、育成担当者が毎回の講師を務めるのは大きな負担です。
従って、組織で分担して教えるようにします。
さまざまな業務のエキスパートが分担して、講師を務めれば、新人の意欲も増し、
また、年長者と触れ合う機会ともなり、育成担当者に負担が集中することもなくなります。
(3)「育成計画」をこまかく立てる
大きな目標も 必要ですが、まず小さな目標を立てて着実にこなしていくのが良いと考えます。
1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後の育成目標を立てます。
目標を小さいステップに分けることで、達成すべき事が明確になり、新人に積極性が出てきます。
そのために何(=具体的に何ができて欲しいか)をどのような順序で覚えてもらうかを考えます。
具体的であればあるほど、指導効果が高く出るのです!
いかがでしたでしょうか。
いかに研修が整っていたとしても、受け手の意欲がなくては研修の効果はありません。
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