「フォロー活動」を強化し、内定辞退を防ごう!
新卒の採用活動にあたって、
学生と実際に接触できる時間は5~6時間ほどしかありません。
たったそれだけの時間でお互いのことを理解し、
ミスマッチのないような採用活動をこなすのはとてもハードルが高いですよね。
そこで、会えない期間にも繋がりを深めるための「フォロー活動」が重要になっていきます。
今回は、内定後の「フォロー活動」に焦点を当てて話したいと思います。
■新卒採用の3つのフェーズ
1. 広告宣伝フェーズ
広告宣伝活動やイベントなど
募集告知やインターンシップの案内を
不特定多数の学生に向けて情報を発信していきます。
Webでの発信だけでなく、
リアルで学生と接点を持てるイベントも近年ニーズが急増しております!
2. 対面フェーズ
インターンシップ/会社説明会/選考など、実際に学生と話すフェーズです。
このフェーズでは、企業側のみが発信するのはNGです!
学生側のニーズや志向をヒアリングすることができます!
学生の反応を見ながら臨機応変に変えていきましょう!
3. フォローフェーズ
採用したいと思った学生に対するフォロー活動です。
この活動は大きく3つに分けることができます。
① 学生の入社意志や自社への志望度を高めるためのフォロー活動
② 内定を出した後に無事入社を迎えられるようにするフォロー活動
③ 入社してから一人前の社員として育成するためのフォロー活動
現在、売り手市場かつ採用活動の早期化で市場は激化しており、
採用成功には②に対するフォロー活動が必須となっていきております!
■内定辞退は年々増加している
株式会社ディスコの調査によれば、
内定を得た学生のうち、内定を辞退した学生は51.6%!
全体の半分以上にあたりますね・・・。
さらには、辞退のタイミングを尋ねてみると、
「内定承諾後」と答えた学生が全体の39.7%となりました。
なんと、内定辞退をした学生のうちに
約4割は一旦内定を承諾した後に、辞退をしているのです!
辞退の理由で一番多い理由は、
「より志望度の高い企業から内定が出た」ということで、全体の9割にも登ります。
上記の数値をみると、フォロー活動の必要性は言わなくともわかりますよね・・・
■内定後のフォローやアプローチの内容
具体的な内容としては、下記の項目が挙げられます。
・先輩社員や同期との懇親会
・内定式
・電話やメールによる定期連絡
・社内報の送付
・内定者向けSNSサイト
・社内や施設などの見学会
・家族への説明(オヤカク対策)
・内定者インターンシップ
・内定者フォローツール(フレッシャーズコース)
自社での取り組みに、足りていないものや行っていないものがあれば、
積極的に取り組んでみましょう!
■就活生は会社に何を求めているのか!?
昔の学生が就職のときに考えるのは「お金」でしたが、
最近の学生は多少の「お金」はあまり気にしない傾向があります。
では、何を求めているのでしょうか。
それは仕事への「やりがい」であり、
自分に対する「価値」であったりします。
他の言葉で表現するならば、「自分らしさ」です。
必要とされることを学生は望んでいるのです。
企業側も内定の出し方には要注意。
基準に満たしていれば内定を出すという採用スタンスだと、
内定辞退は必ずと言っていいほど発生します。
内定を出すまでの選考過程で、
会社が目指すべき方向と、学生がやりたいことが同じ方向を向いていると
自己認識させることが最大のフォロー活動なのです。
互いのビジョンをすり合わせ、その上で必要性を実感してもらう。
お互いがWin-Winと感じるような採用活動になるよう心がけましょう!
未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ