キャリアプランに関する意識、明確な男女での違い
キャリアプランに関する意識、明確な男女での違い
キャリアプラン、みなさんはしっかり持っていますか?
そのキャリアプランへの考え方について、男女での差があることがこの度判明いたしました。
アデコ株式会社日本全国の2,782名の働く人を対象に「キャリアプラン」に関する意識調査を実施した結果、ご存知ですか?
【「キャリアプラン」に関する意識調査サマリー】
1.一般社員では、キャリアプランを考えていない男性は約5割。
2.キャリアについて、女性の方が男性よりも前向きに捉えている。
3.キャリア開発支援について、女性は会社への期待度が高く、男性は自身で行う志向性が強い。
4.現在の勤め先でキャリアを磨きたい男性約6割に対し、転職を視野に入れてキャリアを磨きたい女性
非常に面白い結果です。
詳しく見ていきましょう。
【1】:一般社員のうち47.3%が将来のキャリアプランについて「特に考えていない」
「特に考えていない」の内訳を男女別で見ると、男性49.1%、女性42.5%でした。また、「現在、模索している最中」と回答した女性は、男性よりも5.4ポイント高く、女性の方がキャリアプランについて何かしら考えている傾向が見える結果になりました。
なるほど〜。
女性や出産や育児がある分、早めから自信のキャリアプランを意識するのかもしれません。
【2】:自身や社会への不安要素からキャリアを考える男性、約7割。
キャリアを考える理由について「キャリアを自分で考えて構築し、より良いキャリアを実現したい」と回答した女性が41.6%、男性は36.3%と、キャリアを積極的に考えている女性が多いことがうかがえます。また、自身や会社の将来への先行きが不透明だから等、「不安」要素を含めた回答は、男性の約7割を占めました。
これも面白い結果。
現状の会社や状況が不安で考えるのは男性。
何もない状態でもキャリアプランを意識するのが女性。
【3】:キャリア開発に関する勤務先の支援について、4.5割以上の男性は、「特にない、勤め先の支援は必要ない」。
勤め先に「キャリア開発についての相談、カウンセリングの受付」を望むと回答した女性が20%いるのに対し、男性は14.6%に留まり、女性のほうが相談やカウンセリングを望む傾向があり、男性はキャリア開発を自分自身で行う傾向が見られました。
会社へキャリアプランを求める傾向が高いのは女性。
相談やカウンセリングなどを求めるようです。
女性へのマネジメントのスタイルの参考にもなりますね。
【4】:「現在の勤め先」でキャリアを築きたい男性、約6割。
キャリアを築く場所、環境について「現在の勤め先」と回答した男性が57.7%に対して、女性は48.3%に留まり、男性の方が現在の勤務先に留まりキャリアを築いていきたいという志向が高いことが分かりました。一方で、女性は一つの企業にこだわらず、転職を視野に入れたキャリアプランを考えていることが予測できます。
現在の勤め先でキャリアを築きたいのは男性。
会社に固執していないのが女性。
本当に面白い結果です。
ライフプランとして、出産や育児にどうしても関わってくるので
そのような傾向になるのかもしれませんね。
キャリアプランに関する意識、明確な男女での違いはマネージメントや
組織設計にも役立つ知識です。
ぜひ参考までに頭の中に、男女別のキャリアに対する考え方をいれておきましょう。