企業の高い採用意欲継続。2018卒こそ早期接点が鍵。
企業の高い採用意欲継続。2018卒こそ早期接点が鍵。
売り手市場と言われている状態ですが、
ここ数年、企業の高い採用意欲が続いています。
就活リサーチさんの調査では、
2017年卒業予定の学生の10月時点の内定率は91・2%。
リーマン・ショック前の高水準に達しました。
このままの採用意欲が翌年も続くのか、就職活動を控えた学生にとっては、非常に気になるところです。
実際に学生に話を聞いてみると、
「夏のインターンシップに参加したら、企業から何度も連絡が来るので売り手市場だと感じる」
「五輪が近づいてきたので、多くの企業が雇用を増やしビジネスを促進していくのでは」という楽観的な意見が挙がりました。
一方で、「ここ数年で採用しすぎた企業が、採用数を抑えるのではないか」という慎重な意見も多く聞かれました。
アメリカ大統領選の結果やイギリスのEU(欧州連合)離脱などの世界情勢を受け、
「日本経済に悪影響がありそうなので、採用数を減らす企業が増えるのではないか」と懸念する声もあります。
では、企業はどのように考えているのでしょうか。
今年10月に実施した企業調査で、2018年卒業予定の学生の採用人数見込みについて尋ねたところ、
前年に比べて「増える見込み」と回答したのが14・1%で、「減る見込み」(5・6%)の2倍以上でした。
「 2017年卒並みの見込み」と回答した企業は全体の62・8%。
前年までの高い採用意欲は続き、さらなる採用増が見込まれます。
特にIT業界では、前年より「増える見込み」(19・5%)が「減る見込み」(4・3%)を大幅に上回っており、
慢性的な人材不足による高い採用意欲は、衰える気配がありません。
サービス業や流通・商社などでも採用意欲が旺盛です。
金融業界では、前年より「減る見込み」(8・5%)が「増える見込み」(1・7%)を上回っています。
ただ、「未定」が35・6%と、他の業界よりも高いため、今後、状況が変わることも予想されます。
今年は何と言っても7月以降の学生の動きが本当に鈍い年でした。
おそらく18卒は,17卒での企業の反省から早期での活動が活性化するため
より後半戦に期待できない市場となるでしょう。
とにかく超売り手市場であることがわかりますね。
この売り手市場の中で、早期から学生といかに接点をもつか。
採用成功のカギとなりそうです。
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