キーワードは「ゆるいつながり」?新卒採用におけるSNSの活用法


気がつけば5月も3分の2が過ぎましたね。
来週末からは20卒インターンシップが解禁となります。

人事の皆様、ご準備のほうはいかがでしょうか?

インターンシップの内容構築だけでなく、
求人媒体での原稿作成なども最終段階に入っているかと思いますが、
併せて重要な課題となるのが『集客方法』ですよね。

近年インターンの重要性が注目され、
実施する企業も年々増加しています。

新卒採用大手媒体のマイナビでは、
インターン期間の掲載企業数が18卒時から
19卒時にかけて【約170%】に増加したというデータもあります。

おそらく20卒時にはさらに伸びると考えられますので、
エントリー学生を集めるための施策を検討しないわけにはいきません。
もう「媒体に載せるだけで集まる時代」は終わりですね。

そんな中、最近注目をされているのが
「ソーシャルリクルーティング」という手法です。
殆どの人事の方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ソーシャルリクルーティングとは、インスタグラム、ツイッターやフェイスブックなどの
SNSを使った採用活動のことを言います。

若者の中では大流行ですよね。
『インスタ映え』なんて言葉も出るほどです。

このSNSを活用する上で重要なことは、
離れていても『ゆるくつながること』ができる点。
面と向かって話をするというわけではなく、
その人のプライベートな一面や考え方を垣間見ることができる。

この関係に《強制力》はどこにも働きません。

見られるのが嫌であれば投稿をやめればいいですし、
必要のない情報は表示しなければいい。

つまり、《共感》によって繋がっているのです。

この《共感》が現在の新卒採用において最も必要であり、
「ゆるいつながり」を創り上げるポイントになります。
こんな言葉を聞いたことはありませんか?


SNSで人とつながることは必要条件だが十分条件ではない。


情報社会でSNSが普及しているからこそ、
どこかで聞くようになった言葉です。
社会で生きていく上で、就活を進める上で、
SNSを活用することが必須ではないのはもちろんのこと。

しかし、あったほうが多くの情報が手に入り、
人脈にも繋がっていくかもしれません。

つまり、SNSを活用していくためには、
学生に興味を持ってもらって次の段階に進む関係を創るため、
学生にとって有用な相手になることが大前提となります。

多くの人に知ってもらうことが目的となるのではなく、
知ってもらった上で興味を持ってもらうことがゴールになります。


■早速導入!しかしその運用は?


じゃあやってみよう!となっても、何を投稿すればいいのか、、、
以下にいくつかポイントをまとめてみますので是非活用してみて下さい!


《季節のイベントやバズワードを活用!流行りにまざるが正解》

一年間を通して季節のイベントごとはたくさんありますよね?

バレンタインやこどもの日、
ゴールデンウィークやクリスマスなどなど、、、

その時期にSNS上で盛り上がっているネタに
ぜひ混ざっていってみて下さい。

「採用担当は企業の顔」というだけあって、
学生がその企業の第一印象を決める際に大きな役割をします。
SNSで直接会わないからといっても、投稿内容にはその人の人柄がでます。
親しみやすく、上下感を感じさせないためにも必要です。


《人事だからわかる?就活のワンポイントアドバイス!》

日々多くの学生さんと会っていて、
「もっとこういうところを気をつけたらいいのに」
などと気づくことありませんか?

就職活動中の学生さんにアドバイスをしてあげる記事を書くと、
『この企業の投稿は就職活動の参考になる』と口コミで広がり、
多くの学生さんに見てもらえる可能性があります。

もちろん特定の人物の悪評などではなくアドバイスとして、
多くの学生さんに会う採用担当だからこそわかる視点で、
学生さんにアドバイスしてみてはいかがでしょうか?


《自分の"働き方"を伝える。リアル勤務状況ライブ》

近年の学生が企業を選ぶ際に、
【社風】や【働き方】を重要視するようになっています。

実際に入社してからのギャップを作らないためにも、
また、リアルの状況を伝えることで信用度を上げるためにも、
まずは自身の勤務状況や簡単な"働き方"を投稿してはいかがでしょうか?

“人”を重視して就職先を決める学生さんは多いからこそ、
その企業の社員代表として採用担当者の"人"から【社風】を感じてもらいましょう。

 


いかがでしたでしょうか?
今の世代はSNSが浸透していることで、
実際の勤務や私生活でも《共感》がポイントとなります。

これまでの時代のような《協調》ではなかなか学生を惹き付ける事はできません。
《強制》なんてもってのほかですね。

しかし《共感》を重要視しているからこそ、
制度やスペックで勝負できない中小・ベンチャー企業でも
採用成功に繋げることは可能です。

ぜひチャレンジしてみて下さい。

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2018年5月21日