【性格のいい会社ランキング】重要なのは「事業内容」ではなく「人に対する考え方」


先日2月13日に企業リサーチサイト「Vorkers」を運営しているヴォーカーズから
『性格のいい会社ランキング』というものが発表された。


みなさんは「いい人材が集まる、性格のいい会社」という本を知っているだろうか?

「こんな会社で働きたい!」と思わせるしくみの事例として、
実際に優秀な人材を集め、成功している企業12社をまとめている本だ。

今回はこの著者である佐藤雄佑氏の協力を得て作成したもの。
具体的には、働きがいの指標としてVorkersの5段階評価項目から

「風通しの良さ」
「20代成長環境」
「社員の相互尊重」

のスコアと、多様な働き方指標として

「ワーク・ライフ・バランス」
「女性の働きやすさ」

のクチコミをスコア化し集計したランキングになる。
気になるランキングは以下のようになっている。



第1位となったのはみなさんも一度は見たことがあるのではないだろうか。
経済専門ニュースアプリ「NewsPicks」を運営しているユーザベース。

これに、ファインドスター、グーグルが続いている。
誰もが知る大手企業からベンチャー企業、官公庁まで実に多様なランキングだ。

ここで注目したいのは「事業内容」や会社の「規模」ではなく、
ランクインしているすべての企業にそれぞれの「人に対する考え方」があること。

 


◆1位 ユーザーベースの"7つのルール"


多くの社員の口コミに登場する"7つのルール"は、
「自由主義」「創造性」「スピード」「挑戦」といったベンチャーらしい
価値観が多彩に盛り込まれている。

 ・「フラットな組織で、経営陣とも気軽に話せる。非常にミッションとバリュードリブンな会社で、1人のトップダウンではなく、チーム経営している。7つのルールを大事にしており、迷ったときには何が一番ユーザベースらしいか、というのを考えて判断する軸になっている。」

 ・「『自由主義で行こう』、『渦中の共を助ける』などの7つのバリューを掲げ、経営陣の高いコミットメントもあり、それが浸透している。概して、自らの業務の責任をプロとして果たしていけば、自由、オープン、フラットで働いて楽しい」

https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C1000000Y0jZX


◆2位 ファインドスターの"ビスタ"


理念や価値観の総称をBeSTAR(ビスタ)と呼び、週に1度理念研修を行うなど、理念の浸透に力を入れていることが口コミからもわかる。働き方に於いても、女性の育休復帰後の活躍を挙げる声が多く見られた。

 ・「ビスタという理念があり、同じ方向をみんなで向いて仕事をしている。週に1度は理念研修があり、理念経営が徹底している。ここまでグループ全体で理念経営をしている企業も珍しいと思う」

 ・「ベンチャーながら女性が結婚し、産休をとることが当たり前で、本人の希望通りに会社が柔軟に対応してくれる点はとても素晴らしいと思う。復帰後の働き方の選択ができるので、産休を希望する女性にとっては非常に働きやすい環境。」

https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C1000000R8qsY


◆3位 Googleの"グーグリー"


「自由な働き方」と聞いて真っ先にGoogleを思い浮かべる方も少なくはないかと思う。口コミからもフレックスやテレワークはもちろん、社内での過ごし方も自由であることがわかる。また、価値観として「Googley(グーグリー)」という「グーグルらしさ」を表す言葉が浸透しており、世界中のグーグルカルチャーの元になっている。

 ・「グローバルなグーグルカルチャーを日本にも適応しようとしている。社長が外国人になってからその傾向は強またと思う。」

 ・「ワークライフバランスについては最高の職場だと思います。自分の仕事さえきちんとすれば誰も何も言わないのです。仕事中ミニジムに行って身体を動かしたり、ナップルームにて少し休憩したり、全てが自分の裁量で動けます。」

https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000G7Hz

 

 

いかがでしたでしょうか?
ランキング上位の口コミを見ているといくつかの共有のキーワードが出てきます。

一つ目は「ビジョン・ミッション・バリュー・経営理念」などで、
言っていることとやっていることがフィットしている、浸透している会社がランクインしている。

二つ目は「自由自律、裁量」といった言葉で、働き方であり、仕事の進め方であり、
社員一人一人に任せていることが特徴だ。
一方、自由と責任はセットであり、プロとして仕事の成果を求められるという言葉が多く、
結果に自律的にコミットすることが求められている。

三つ目は「オープン、フラット」といった言葉。
オープンな会社は経営会議の内容や事業状況、社員全員の給与などに透明性があり、
状況・情報がわかるので社員一人一人が当事者意識を持って取り組んでいる傾向がある。


上記の内容はそのまま新卒採用において
【学生が最も共感しやすい項目】だと考えている。

いまの学生は社風や文化、仕事のやりがいを企業選びの軸にしている。
そのため、ビジョンや経営理念など、上司などの第三者ではなく企業全体として、
「なぜこの仕事をしているのか」という判断軸があることは重要であり、
「自分らしく働く」ためにも社風や文化を大事にしている。

つまり、説明会や媒体での掲載原稿においても、
上記のような文化や社風、理念を表現することが必要不可欠であり、
そこに共感した学生と出会えることが企業にとっても理想ではないだろうか?

パッションナビでは事業内容ではなく、
そこで働く「人」や「理念」を軸に就活をしている学生が集まっている。

是非ご検討ください。

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2018年2月14日