採用に繋げるインターンシップの集客手法


10月に入り、多くの企業様が内定式を済ませてる頃でしょうか。
2018年卒採用が一旦、大きな節目を迎えました。

その反面、やってくるのが2019年卒採用。
すでに夏からインターンシップを開催していた企業様も多くいますが、
『冬が本番』と現段階で企画を開始したところもあるかと思います。

しかし近年はインターンの開催が常識化。

インターンシップサイトを見るとどこもかしこも
似たような企画をしている、、、と感じることもあるでしょう。

「自社のインターンは何をやろうか、、、」

頭を悩ませている人事担当者も多いはずです。
今回は【自社ならでは】となるようなインターンシップの
『ブランディング』について紹介させていただきます!

1)学生が集まる告知・ブランディングとは?


インターンシップ関連で頂くご相談の中でも、
特に多いお悩みの一つが「集客」についてです。

「うちの会社は知名度がないから、学生が集まらない」

しかし、会社の知名度が低くても、ターゲットの学生が多く集まり、
採用成功までつなげているインターンシップが存在するのも事実です。

では、低知名度でもインターン集客に成功している企業は、
どのようなことを考え、実行しているのでしょうか?

それは、
インターンの集客力=【(A)企業の魅力】×【(B)インターンの魅力】×【(C)広告力

といった方程式で説明ができます。


◆【(A)企業の魅力】について
当然ですが、企業の魅力が高ければ高いほど、
学生からの注目度は高く、集客力は向上します。

例えば、
「人気業界に属する会社」
「知名度の高い会社」
「ブランド力のある会社」
「伝統ある会社」
「有名な社長がいる会社」
「よくビジネス雑誌で特集される会社」

◆【(B)インターンの魅力】について
インターンの魅力は大きく2つに別れます。

「内容」
「条件」

内容とは、インターンシップのプログラム(コンテンツ)です。
学生にとって「面白そう」「成長がありそう」など、
ターゲットとなる学生にとっての「得」が感じられるインターンかどうかが問われます。

条件とは、開催場所、インターン日数、報酬、選考優待等々のことです。
この条件もターゲット学生が求める条件を設定する必要があります。

◆【(C)広告力】について
広告力も大きく2つに別れます。

「予算の大きさ」
「告知の企画力」

予算の大きさとは、その言葉の通り。
予算が大きければ、広告掲載媒体・イベント出展などあらゆる手段が選択できます。

ただ、莫大な広告予算が使える企業はほんの一握り。
広告力向上の鍵は、「告知の企画力」になります。


2)集客力向上のヒントその①【企業の魅力】の最大化


【企業の魅力】という因子は最も、わかりやすい因子だからこそ、
『集客力=企業の魅力が高い会社』になりがちです。

確かに集客において、影響力の大きな要素ではありますが、
一つの因子にしかすぎません。

事実、『学生がインターン先を選ぶ際に重視すること』という学生調査において、
「企業名」が22%に対して、「インターンシップ内容」で選ぶ学生は46.6%います。

つまり、インターンシップにおいては、
【(A)企業の魅力】より【(B)インターンの魅力】の方が重視されます。

しかも、【企業の魅力】という因子は、長年の企業努力によるものなので、

「集客力を向上されるために企業の魅力を向上させよう!」

といっても、すぐには変えられないというもの大きな特徴です。
ですので、インターンの集客においては、「企業の魅力をいかに打ち出すか」という点より、
「インターンの魅力をいかに高めるか」といった視点の方が大切になります。

とはいえ、インターンに参加する学生にとって
「どんな会社か?」は必ず気にするポイント。

【企業の魅力】について整理し、告知において簡潔にその魅力を伝える必要があります。
ここで必要になるのが採用ターゲットに刺さる自社のポイントの整理です。

「自社らしく」
「ターゲットに刺さり」
「他社が言いづらいこと」

この3つのポイントをまとめて完結に原稿などに表現する必要があります。


3)集客力向上のヒントその②【インターンの魅力】について


上記でもお伝えしたとおり、46.6%の学生は
「インターンシップ内容」で参加インターンシップを決めます。

業界や会社名が重要な会社説明会とは違い、インターンシップのコンテンツの工夫次第で、
自社にはなかなか振り向かないであろうターゲットの学生も呼び込める可能性があります。

インターンシップ実施の大きなメリットはここにあるのではないでしょうか?

会社名や存在自体が知られていなない企業は日本中にたくさんあります。
しかしインターンを通して『知って』もらえば、選考を受ける選択肢に入ります。

ただ、そのメリットをしっかり享受するためには、
ターゲットとする学生にとっての【インターンの魅力】です。

その魅力を最大化させるためには、ターゲット学生に「なりきる」ことが最も大切。
内定者や想定する大学生にインタビューをするのもおすすめです。

そのターゲット学生は
「何を考えているのか」
「何に興味を持っているのか」
「学校生活はどういう状況か」
「インターンシップをどのように考えているか」
「どのようなプログラムだったら魅力に感じてくれるのか」

などなど、とにかく相手に「なりきって」考えることが必要です。

そうすると、「内容」と「条件」の輪郭がくっきりしてきます。

・ターゲットに合ったプログラム設計
・ターゲットに合った、インターン開催条件

これも「自社らしく」「ターゲットに刺さり」「他社が言いずらい」プログラムに昇華できると、
【インターンの魅力】は最大化に近づきます。


4)集客力向上のヒントその③【広告力】について


「告知の企画力」については担当者の工夫次第で、いくらでも向上可能です!
ここでは大きく2つご紹介します。

1つ目は、『ターゲットへアプローチできる池選び』です。

すぐに思いつくのは、リクナビやマイナビといった大手マス媒体ですが、
・テーマを持ったイベント
・学生団体
・学校訪問

など、ターゲットと接触できる手段は色々とあります。

この池選びで大切なのは、インターン実施の目的になります。
インターンを通してターゲットの人材に「いつ」、「何人と」接触したいのか?が明確になります。

2つ目は告知文のライティングです。

繰り返しになりますが、学生はインターンを選ぶ際、
企業名以上にそのプログラム内容を吟味します。

例えば3daysのインターンだとするなら、
「本当に3日間を使って参加する価値があるインターンの中身なのか?」をよく吟味します。

【インターンの魅力】を告知文で存分に伝える必要があります。
その際重要になるのが、具体性です。

例えば、第一線で活躍する現場社員も参加するインターンなのであれば、

・どのような部署で、
・どのような仕事を行い、
・どのようなキャリアを持った社員が何名参加するのか、
・学生にとってはどのようなメリットがあるのか?

などなど、現在わかっている範囲の内容を具体的に書くことです。
具体的であればあるほど他社のインターンとの差が明確になりやすく、
学生が自社のインターンを選んでくれる理由につながります。

短く簡潔にまとめることも大切ですが、
「たとえ長くなったとしても学生が参加の意思決定するにあたっての必要な情報を十分に伝える」
ことの方が大切なのです。

また、ここ最近のトレンドで言うと、
インターン情報を取りまとめたランディングページを制作される企業も増えてきています。
詳しくはコチラ

求人媒体の情報フォーマットに沿った告知ではなく、
自社のインターンの魅力をストーリーを持って伝えられ、
そのページを中心にあらゆるプロモーションにつなげられるのも大きなメリットです。


いかがでしたでしょうか?

企業様の取り組み方次第で、
インターンシップへの集客手法はいくらでもあります。

インターンで多くの学生に出会うことは接触回数が増えるため、相互理解が深まります。
そのため、企業と学生のミスマッチ防止にもなるのです!

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公開日:2017年10月2日