2017年度(2018年卒)新卒採用・就職戦線総括(マイナビ発表)
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※「2017年度(2018年卒)新卒採用・就職戦線総括」として
『新卒採用サポネット』(https://saponet.mynavi.jp)でデータが発表されました。
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【① インターンシップの実施状況 振り返り】
● 企業のインターンシップ実施率は3年間で7.4%上昇し、全体では37.6%、上場企業では72.2%となった。学生の参加率(経験割合)も65.2%と、5年連続で増加し、2015年卒(32.7%)比で倍増した。
上場企業や有名大手企業でのインターンはかなり当たり前化しましたね。
マンパワーが割けなかったり、そこからのフォローに苦戦する中小ベンチャーは困難が続いているようです。
● インターンシップに参加した学生の4人中3人(75.8%)が、参加した企業の採用選考を受験したことがあると回答。
受けた理由は「元々志望企業だった」だけでなく、「企業の業務内容、雰囲気が合った」や
「人事担当者や社員の印象が良かった」が上位理由として挙がり、
企業認知や採用広報(教育)の効果が分かる結果となった。
19卒はより企業を知ってもらうための活動として割けては通れない市場になるようです。
説明会参加者を集めるためにも、インターンシップなどを開催する傾向に。
そのため、従来の実務を体験するインターンというよりは、業界セミナーや社風体感など
自社の魅力づけ要素や理解度を高めるための説明会ちっくなインターンシップが数多く開催されています。
【② エントリー~面接開始以降の活動】
● 選考活動開始前までの学生の活動量は全体的に減少した。学生がエントリーした平均社数は、この10年で最も少ない結果となった
(3月から7月までの5カ月累計=40.0社 / 前年比:5.7社減)。
● 面接受験社数(11.6社)は前年より微減した一方、内々定を受けた社数(1.9社)は微増した。結果として学生は効率よく活動し、前年並みもしくは前年以上の企業から内々定を受けたといえる。
インターンなどで企業を知る機会が増えるという頃もあって、
3ガツの解禁後にナビサイトで1から探し直す。ということも減少しているのでしょうか。
より厳選して応募するように変わってきているようです。
従来の大手メディアでエントリーを待っているだけでは厳しくなってきましたね。
● エントリー、個別企業セミナー、ともにこれまで以上に3月に集中した。3月の存在感がますます増し、企業・学生ともに奔走したことが、今年度の就職活動の大きな特徴に。
100日に満たない広報活動期間の中、WEBセミナーの利用企業は5年前の10倍近くに増加した
(2017年「マイナビWEBセミナー」利用社数=857社)。
学生との接点を広げる取り組みとして今後ますます活用企業が増加することが予想される。
【③ 内々定状況と2017年度(2018年卒)採用のこれから】
● 内々定率は早々に上昇し6月末には73.3%、7月末には78.9%となり、前年より1カ月程早く進行した。前年よりさらにハイスピードに進捗したことも、今年度の大きな特徴といえる。
● 内々定率の上昇に伴い、活動継続学生も早々に減少した。企業の採用終了時期については7月までに終了するとした企業が4割を超える一方、
10月以降に終了予定の企業もやや増加し、採用活動の明暗が分かれる結果となった。
早期からインターンなどに準備をしたぶんだけ
しっかりと結果につながっているというデータが出ているようです。
18卒が落ち着いてすぐに19卒の準備で大変だと思いますが、
翌年の後半ん笑っているかどうかは早期の段階の準備に大きく影響されると思います。
人材採用は投資活動ではありますが、
企業は人でできているもの。
採用のあり方によって、2年後、3年後の会社が大きく変わっていることでしょう。
採用活動の重要性を経営者がいかに社員さんに感じてもらえているか。
その辺りも大切なポイントになっていると思います。
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