就活後半に選ぶ「就職人気企業」ランキング


就活後半に選ぶ「就職人気企業」ランキング

就活前半と後半で人気の企業のランキングは異なるのだろうか。

まずは前半のランキングのおさらい。

 

 

<総合ランキング>
1位: みずほフィナンシャルグループ 3426Point(前年:5位)
2位: 三菱東京UFJ銀行 2815Point(前年:1位)
3位: 全日本空輸(ANA) 2263Point(前年:6位)
4位: 日本航空(JAL) 2212Point(前年:7位)
5位: 三井住友銀行 2146Point(前年:3位)
6位: サントリーグループ 2113Point(前年:8位)
7位: 伊藤忠商事 2073Point(前年:12位)
8位: 東京海上日動火災保険 2039Point(前年:2位)
9位: 三菱商事 1836Point(前年:13位)
10位:JTBグループ 1794Point(前年:15位)

 

ここからどう変化したのでしょうか。

 

 

就活後半の1位はみずほフィナンシャルグループ

前半、昨年ともに3位という順位になっていたが、後半のランキングでは1位に。

 

2位は前半1位だった全日本空輸(ANA)がランクイン。

前半では女子に圧倒的な人気を背景に1位に輝いたが、後半では女子得票は2位。

グローバルスタッフ職の採用人数は男女合わせて50~80人程度という水準で

狭き門なので心が折れた就活生も少なくないでしょう。

 

3位は三菱東京UFJ銀行

前半の2位から1つランクを下げているが、引き続きトップ3を維持。

理系の順位が310位で不人気となっているので、この辺りが上位2社との差になったと思われる。

 

パナソニック、トヨタが前半よりアップ

4位は日本航空(JAL)

前半の10位からランクを上げてANAと同様に、採用人員はメガバンクよりも少ない状況であるものの、

V字回復を成し遂げて変貌した会社ということが、就活を通して浸透していったのかもしれない。

 

5位は昨年1位のJTBグループ(前半7位)。

女子の得票は昨年に引き続き1位だったが、男子や理系の票が伸び悩みこれらの結果に。

 

6位は野村證券(前半4位)、

7位大和証券グループ(前半6位)、

8位日本生命保険(前半5位)と、金融業界が続く。

 

9位は明治グループ(明治・Meiji Seikaファルマ)(前半9位)、

10位は損保ジャパン日本興亜(前半8位)となっている。

トップ10の顔ぶれは順位こそ違うが、昨年や前半順位と同じのようです。

 

傾向としては依然、金融の人気が強く、銀行だけでなく証券や損保、生保の多くが上位にランクインる

。24位日本銀行(前半108位)、67位日本政策投資銀行(前半174位)など、

政府系金融機関も前半に比べてジャンプアップしている。

 

飛躍している企業が多い業界では、食品も挙げられる。

14位森永製菓(前半29位)、21位カゴメ(前半56位)、37位キッコーマン(前半75位)など。

企業研究を進めていくうちに、こうした企業の魅力を感じ取ったのでしょう。

 

39位のパナソニック(前半156位)も前半からジャンプアップ。

理系が1位で、男子の得票も多く集めた。

そのほか、35位トヨタ自動車(前半57位)、41位三菱電機(前半154位)など、

メーカー企業が前半と比べてランクアップ。

 

学生が企業研究をした結果、ものづくり企業が再評価されたと思われます。

 

 

 

あこがれやイメージが先行しやすい前半の状況とは違い、

業界研究や会社説明会、筆記試験、面接などを経て、就活生はより現実的に企業を見るようになります。

 

まあ、前半も後半も大手有名企業が人気なことに変わりはありませんが、

求人倍率があがり、売り手市場に拍車がかかり

就活生が内定をたくさん保持するような世の中になっているからこそ、

内定を持った後にも動く、内定を持った後に企業を再比較し吟味する、

などという現象が数多く起こっているのでしょう。

 

 

世の中では知られにくいベンチャー企業、

これから伸びていくような企業には耳の痛い話かもしれません。

 

しかし、あえてそのような会社には行って自分を鍛えたい。

成長したい。会社を作っていく側に回りたい。

そんないい味でクレイジーで素敵な学生だって世の中にはちゃんといます。

 

大手だから。

有名だから。

安定だから。

 

これらの軸で就職先を考えていない学生に出会いたい。

そんな企業はピッタリです。

 

 

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公開日:2017年8月22日