内定者をグリップするユニークな取り組み
9月も終盤となり2018年卒採用も落ち着いてきた頃でしょうか。
やっと一息、、、
と考えていたら気づけばもうすでに内定式が目の前です。
しかしこの時期から人事の方が頭を悩ませるのが、
【内定辞退】の連絡。
年々この内定辞退が増えて困っている企業様が
多く存在します。
もちろんこの【内定辞退】を"０"にすることは難しいですが、
可能性を減らすことは可能です。
その方法は内定者フォローや内定者懇親会。
内容ややり方によっては内定者を
グリップすることができます。
◇内定者フォローってどんなイメージ？
内定者フォローってどんなことをすればいいんでしょうか？
そもそもなぜ懇親会をする必要があるのでしょうか？
学生からすれば、
内定をもらった企業とは疎遠になってしまいます。
選考の期間でも学生と企業が交流する期間は
5～6時間とかなり少ないでしょう。
であれば、学生の気持ちは企業から離れてしまうかもしれません。
1人の人として、疎遠になった相手とはなかなか連絡を取りずらくなったり、
印象が薄れてしまうこともありますよね？
印象が薄くなれば
・企業への想いも薄くなり
・承諾したけど本当にココでいいんだろうか？
と疑念を感じてしまうキッカケにもなりえます。
そのため、内定をしてから学生との接点を
如何に作るかが企業側の課題になります。
では、懇親会にどんなイメージを持ちますか？
内定者懇親会の一般的なイメージは
どこかの会場で内定者同士や社員との交流といったところでしょうか。
しかし、ただ和気あいあいとした内定者懇親会では内定者の心はつかめませんし、
明らかに囲い込みを意識した内容では、辞退させる可能性が高まります。
ではどうすれば？
◇各企業の中で目的を明確にする必要がある
内定式や懇親会の準備には
・会場の準備
・スケジュールの管理
など様々ありますが一番重要なのは
【ゴール】をどこにするのか。
大きく分けてしまえば２つあります。
１．内定者同士や社員との交流によって
「この会社にしてよかった！」と感じてもらうこと
２．会社の行事に直接参加させることで会社の文化を肌で感じてもらうこと
まず一つ目についてはよくあるような内容かと思います。
「内定式」や「内定者懇親会」がこの中に入ってくると思います。
ここで重要なのが
如何に『この会社のメンバーと親密になってもらうか』です。
そのためにはイベントの内容を練る必要があります。
◇ほかの企業と差別化するユニークな取り組み
ここからが本題です。
二つ目がタイトルにもあるようなユニークな取り組みが入ります。
１．内定者に社員と同じ研修に参加させる
弊社でも取り入れているのですが、
内定者を営業部のメンバーが実際に受けている研修に参加させています。
学生からすれば、自分が入社後に受けることになるであろう
『研修』というものを知ることができるだけではなく、
会社からすでに【メンバーの一員】として認められているという実感が湧きます。
就活生やインターン生の頃はいうなれば『お客さん気分』です。
企業側からしても招いているという印象があったでしょう。
さらに、内定者が一緒に研修を受けるとなれば、
現役の社員も気が引き締まるのではないでしょうか？
その立場や気分を切り替えるためにも
こういった取り組みは効果が期待できます。
２．内定者に自社のイベントを企画させる
内定者懇親会もそうですし、
社内で行う季節のイベントを内定者に企画をさせている企業様もいらっしゃいます。
上記でも記載しておりますが、学生の気持ちが
【迎え入れられる側】から【一緒に企画するメンバーの一員】に変わります。
また、イベントを企画する際には多くの社員と関わります。
その中には代表だけでなく一つ先輩となる新入社員もいるでしょう。
企画段階から関わることのメリットは、
・会社の社員の好き嫌いなどの深い部分をリサーチすることで理解できる
・いままでの会社でのイベントの話などができて、会社の文化を知ることができる
また、内定者が企画したとなっては、
社員の参加率にも大きな効果があるのではないでしょうか？
３．人事や社員といつでも連絡が取れる環境を準備する
内定者との連絡が取れなくなり、
そのまま内定辞退というケースも多々あります。
この場合は「音信不通」になってしまったが故の辞退でしょう。
では『気軽に連絡が取れるシステムを導入』してみてはどうでしょうか？
やり方次第では学生の企業への印象は
プラスにもマイナスにも大きく変化します。
せっかく出会えた内定者の皆さんです。
一緒に楽しめるような企画を考えてみてはどうでしょうか？
未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト：パッションナビ
