若者の理想の働き方調査 8割の学生が憧れる"理想像"とは


最近では、「働き方改革」「休み方改革」が注目され、
長時間働く環境を改善して労働生産性を上げる取組みや、テレワークの導入など、
多くの企業で取り入れ始めています。

一方で企業が抱える人材採用・定着の問題。
特に優秀な若手の採用・定着は課題となっています。

その若者が求める理想の働き方とは?という疑問の
調査結果がでています。


◆若者が憧れるのは「残業ゼロで成果を出すタイプ」の上司


新入社員が入社後、まず一緒に働くことになるのが直属の上司。

新社会人に憧れもありつつ不安も入り混じっているからこそ、
自分が一番に触れ合う人の働き方こそがその会社のイメージに繋がります。

では、そんな新入社員が憧れる上司像とは何なのか。

・「夜遅くまで残業でバリバリ働きながら成果を出す人」
・「残業ゼロで定時に帰宅しながら成果を出す人」

この2択を質問したところ、「残業ゼロで成果を出す人」が82%と圧倒的に高かった。

一方で、実際に身近にいる上司のタイプの問いに対しては、
「残業ゼロで成果を出す人」(28%)と理想との大きな差が見られた。



◆半数が回答。仕事もプライベートも充実させたい!


「あなたが望むワークスタイル(働き方)に最も近いものを選んでください」

この質問を学生に投げかけたところ、
「適度に仕事をし、人並みの生活が送れるスタイル」
が全体の半数以上(51.3%)となりました。

多くの学生がキャリアアップなどによる仕事の充実よりも、
安定した会社に勤めて、仕事はそこそこ、プライベートも充実させる生活を送りたい
と考えていることがわかりました。



◆オンオフの切り替えを重視。学生が求める会社の取り組み


現在に学生は仕事の時間よりも、
プライベートの時間を大切にしていることが分かりました。

では、そんな学生達が考える「あったらいいな」と思う企業の取り組みです。

仕事を楽しくするために、どのような取組が会社にあると嬉しいかという質問に対し、

「お昼寝タイム・スペース」(62%)
「服装が自由」(48%)
「朝食が支給される」(44%)

このような結果となった。
休む時はしっかり休むというオンオフの切り替えの意識が
ワークスタイルにも働く環境にも求められていることが考えられる。


◆まとめ



現在の採用市場はかなり困難を極めております。

「だからこそ学生がどんな事を考えて動いているのか」
「どんな会社を求めているのか」

を考察した上で採用に臨む必要があります。

採用広告の原稿やダイレクトリクルーティングのスカウト文章にも
こういった学生が求めている環境をフックに入れてみるといいかもしれません。
 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2017年9月4日