萌えビジネスから学ぶ自社のファンの作り方


「学生の内定付与率が前年比5.1ポイントアップ」

就活の早期化と、企業間の採用競争が激化しております。

 

他社にどう埋もれないで採用成功をできるかが

18卒採用のポイントとなっております。

 

お金をかけずに自社のファンをどうやって作れるのか。

今回は「萌え」のビジネスの観点からお伝えします!

 

 

■日本を代表する「萌え」の文化


"萌え"は秋葉原を中心に「アニメ・コスプレ・アイドル」などで

熱狂的なファンが盛り上がり、多額の経お金が動いています。

 

また、現在では国内に留まらず、

世界中の人々に影響を与えるほどの成長を見せています。

ではなぜ、萌えビジネスはここまで大きく成長したのでしょうか?

 

「商品・サービスを買う、もしくは消費する」が一般的なビジネスモデルをだとすれば、

萌えビジネスは「商品・サービスに参加する、楽しむ」というイメージになります。

単に会社を知ってもらう場を提供するだけではなく、

体験・共有してもらう場を設けることが大切なのです!

 

■ファンを作る上で大切な3つのポイント


では、自社のファンを作るにはどうすれば良いのでしょうか。

ここではファンを作る上で大切な事を3つのポイントに分けて紹介します。

 

【共感】

まずは相手の感情や状況に対して、いかに共感できるかがポイントです。

相手を受け入れる事により、安心・信頼の関係が構築されます。

いきなり会社の説明を淡々とするのではなく、まずは"質問"から始めましょう。

質問の答えに対して共感しながら状況理解を進めていく事で、

相手がこの説明会に求めているニーズを理解する事ができるのです。

 

【感動】

共感した後に相手の概念を聴き出しましょう。

感動は今まで思っていた概念が覆る時に生まれます。

つまり言い換えると「意外性(ギャップ)」を与える事により感動を与える事ができるのです。

いかに多くの箇所で、聞き手が思っている事に対して意外性を与えることができるのかを考えましょう。

 

【熱中】

理念に共感して熱中して仕事に打ち込んでいる社長や若手社員との交流を図りましょう。

学生は働いている経験が少ないので、

いかに会社の説明をしても、具体的なイメージはなかなか沸きません。

なので企業側から萌えビジネスで主軸としている「体験・共有」の場を提供しましょう!

学生に自分の将来像をイメージしてもらうには、実際に働いている人との交流の場を設けるのが一番です。

 

■説明会で自社のファンになってもらうには・・・


1."物語"を意識する

会社の物語とは、「企業理念」「歴史」「ビジョン」のことです。

事業内容で他社との比較をするだけではなく、

ストーリー性を意識して相手に伝える事が、他社との差別化になります。

 

「何をしている会社なのか」をただ伝えるだけではなく、

「なぜこの会社を立ち上げたのか」から話す事で深い理解をしてもらう事ができ、

共感した学生には深く記憶に刻まれます。

 

2. いかに相手に参加してもらうかを考える

人間の行動原理として「思う→考える→行動する」というサイクルがあります。

そのため、企業側がいかに「うちは良い会社です!」とアピールしたとしても、

学生がそう思わなくては何の感情も生まれないのです。

 

自社の魅力を企業目線で頑張って伝えようとするのではなく、

学生目線になってどうすれば自社の会社を理解してもらえるかを考えましょう。

 

質問から初めて、学生の現状や不安な気持ちをシェアしてから

その感情(ギャップ)を解決するような伝え方をすると安心感が芽生え、

もっと深く知りたいという感情になります。

説明会では”伝える”のではなく”理解してもらう”事が大切なのです!

 

AKBはなかなか会えない”アイドル”にフォーカスを当て、自前の劇場を設立。

「すぐに会いに行けるアイドル」というコンセプトを立ててプロモーションをしました。

そこに体験・共有の場として「握手会」と「総選挙」を組み込み、

多くの熱狂的なファンを作り上げてきました。

 

自社の会社にはどのような物語(ストーリー)があるのかをもう一度考え、

採用コンセプトをより明確にさせましょう。

そして、学生が体験・共感してくれるコンテンツを説明会や選考に盛り込み、

最終選考に進むにつれて自社のファンになってもらえるようなシナリオを心がけましょう!

 

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2017年4月24日