面接後の対応で採用成功の可否が決まる!?フォローチェック


 

採用活動において、面接って必ずと言っていいほど通る道ですよね。

最近は企業が上から目線で判断する側というよりも

お互いにマッチすればと言ったように求職者からも選ばれるという認識をもって採用活動をしている企業も多いはず。

魅力づけの場、理解を深める場として面接を設定している会社もたくさんいるでしょう。

 

そこで今回は、意外とおざなりになりがちな、採用面接後のフォローについて触れてみたいと思います。

 

みなさんは採用面接した後に、しっかりとアフターフォローができていますか?
 

採用面接後の応募者フォローの目的は「忘れられないこと」

 

画家のマリー・ローランサンの詩にこんなものがあります。

退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。
不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。
病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。
捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。
よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。

モンマルトルのピカソのアトリエで出会った詩人、

アポリネールと運命的な恋におちた彼女の詩は、100年を経ても人の心を打ちます。

「女」を「採用担当者」や「企業」に置き換えてみてはどうでしょうか。

やはり、一番哀れなのは忘れられてしまうことではないでしょうか。

 

恋愛でも、嫌いと言われるより興味ないと言われる方が辛い。そんな話聞いたことありますよね。


せっかく出会っても、その後のやり取りがなければ、なにも進展することはありません。


「魅力的な人材なので何とか入社させよう」ではなくあなたと出会った縁を大切にしたいという気持ちを表現すること、

それがあるべきアフターフォローなのです。

 

要は、会社に入ろうが入らまいが、人として今後繋がっていたい!と思われることがポイントなのかもしれませんね。

 

応募者おかれている状況によって適切なアフターフォローは異なる

 

当然のことながら、人それぞれ転職者就職したいと思う理由や、それらを取り巻く環境が異なります。

忘れられていなければ、複数の内定が出て転職先を検討している際や、

他社への入社が決まった際であっても、改めて転職を考える際に転職先候補となることもあるかもしれません。

定型文でフォーマット通りに連絡したからといってうまくはいきません。

相手の立場に立って気持ちを察しながら定期連絡で様子を見ることが大切です。

適度な塩梅、ですね。

しつこすぎると、2度と社名も思い出したくないと思われてしまいかねません。

 

アフターフォローの基本は、応募者に、自分たちの存在を忘れられないようにすること。

相手の立場に立って、邪魔にならず、途切れず、気持ちを告げ続けることが重要です。

 

相手の連絡先がわかるのであれば、手紙なのか、メールなのか、電話なのか。

ビジネスの質、相手の積極度、商材の購入頻度など、相手にとって邪魔にならず、

一人よがりにならないペースで、ケースバイケースで使い分けることが必要です。

最近多いのだと、SNSで繋がっておくということですね。

ニュースフィードでたまに存在を思い出してもらったり気軽にメッセージが送れるという利点があります。

 

メールやメッセージを使う場合は、定型文だけではなく、

相手に関して覚えていることを一言添えて送るだけでも、伝わる気持ちはぐっと深まります。

 

自分のことを考えてくれているという気持ちが伝われば、応募者はプラスの記憶としてとどめていてくれ、

それが入社意欲の向上につながります。

内定者数のノルマ達成など、企業側都合のアフターフォローはあっさり相手に見ぬかれてしまうでしょう。

 

内定辞退を見越して、内定を多めに出す企業が必然的に内定辞退数が多くなるのはこの要因ですね。

 

忘れられないこと、それはすなわち愛です。

人として繋がっていたいと思えるかどうかが重要です。

 

ビジネス上の都合ではなく、面接に来てくれた応募者の役に立ちたいという無償の愛を送り続けることが、

面接後のアフターフォローの全てと言えます。

 

自分たちの会社がどのようなアフターフォローを行っているのか、

今一度確認してみてもいいかもしれませんね。

 

 

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公開日:2017年3月24日