【学生の志向性が明らかに?】打ち出しでは「業種」と「職種」がポイントに《20卒インターン》


6月1日より解禁された《2020卒インターンシップ》
早くも1ヶ月が経過しました。
早い企業ではすでにインターンシップを実施し、
学生と接点を持ち始めているかもしれません。

そんな中、先日マイナビより『インターンシップ前の意識調査』
という調査結果が公開されました。

夏休みとなる8月からを走り出しとしている企業も、
秋からの実施を検討している企業もぜひ参考にしていただければと思います。


《ポイントとなる3つのトピックス》

 1.6月末までに【7割】の学生がインターンにエントリー済み
 2.インターン選びの大きな基準は「業界」と「職種」
3.解禁前(大学1,2年生)でインターンを経験している学生は全体の【1割】


2についてはこれまでも聞いたことのある、
なんとなくイメージできる内容ですね。

しかし、1と3については早期化の顕著な現れ、
そして今後の市場変化の可能性が見えてきていると考えられます。

ここから詳細のデータを見ていきましょう。

■1.6月末までに【7割】の学生がインターンにエントリー済み


グラフのデータは
『インターンにおいての学生の現状』
を質問した回答結果になります。



この調査の実施期間は【6月19日(火)~6月30日(土)】
だったため解禁してからある程度動く時間がありました。
つまり、このデータは6月末時点での学生の現状ということになります。

この解禁から1ヶ月でインターンに"参加"をしたのは
全体の5.7%となっており、まだまだ実体験には繋がっていないようです。
しかし、すでに参加の決定しているインターンが1社以上ある学生や、
現在エントリーを済ませて選考中の学生も合わせると【69.9%】になります。

近年はインターンへの参加を希望する学生も増えてきていますが、
その中でもすでになにかしらの行動に繋げた学生は全体の7割に至ります。

この6月に行動をしているということは、
【夏休みに実際にインターンへ参加したい】
という思考が簡単に予測出来ます。

このデータだけでもインターンを実施するならば
【秋から】という考えは避けるべきとも考えられますね。


■2.インターン選びの大きな基準は「業界」と「職種」


以下のデータは学生が
『インターンシップに参加する目的』
を質問した回答結果になります。



・どの業界を志望するか明確にするため(64.0%)
・どの職種を志望するか明確にするため(60.5%)

が全体としては高い結果となっています。
総じて多くの学生はインターンの軸に「業界」や「職種」
置いている場合が多いということがわかります。

つまり、企業側のインターンの打ち出しとしても
この業界や職種がわかりやすいものが好まれる傾向にあると考えられます。

また、詳細なデータを見ていくと、
【文系学生】は軸を「業界」に寄せていることがわかります。

文系男子では業界軸と職種軸での差は「5.9ポイント」です。
文系女子では業界軸と職種軸での差は「7.3ポイント」です。

しかし、【理系学生】にはその傾向はなく、
「職種」に軸を置いている
学生も多いようです。

理系男子では業界軸と職種軸での差は「1.3ポイント」と少なく、
理系女子では業界軸と職種軸での差は「-7.5ポイント」と職種軸に大きく傾いています。

これは【理系学生】のほうが具体的な職種を絞ることができ
それに合わせてインターン先を決められるからでしょう。
【文系学生】ももちろん職種は決められますが選択肢は圧倒的に多いため、
まだ決めきれていないのが現状だと考えられますね。

文系職種でターゲットも【文系学生】の場合は、
インターンの打ち出しは「業界」に寄せたほうが効果は高そうです。


■3.解禁前でインターンを経験している学生は全体の【1割】


以下のデータは
『学部3年生になるまでにインターンシップに参加した経験』
を質問した回答結果になります。



このデータを見ればまだまだインターンに参加していない学生がほとんど。
しかし、注目をしていただきたいのは「ある」と回答した1割です。

以前、別の記事でも記載をしたが、
https://ventry.jp/Vlogs/vlog_view/VL000574
近年では大学1,2年生からインターンに参加する学生が増えてきている。
そして今年はその割合が1割に至ったのだ。

もちろん市場的に見ればまだまだ少ないかもしれないが、
今後は『大学1,2年生』から長期間かけてアプローチしていくこと
重要なポイントになってくるとも考えられる。

この早期からのアプローチについては
上記のリンク先記事でも記載をさせていただいたので、
ぜひ一度見ていただければと思う。

現在の市場で次の【先行者】として利益を享受するのは、
これが実現できた企業なのかもしれない。



いかがでしたでしょうか?
インターン解禁直後のこのデータ。
すぐに参考にはならないかもしれません。
今年はもうすでに走り始めてしまっているから。

しかし、いまからでも変えられるところは
ぜひ参考にしていただきたい。
そして来年に繋げていただければと考えています。

もし、3の超早期学生へのアプローチが気になった場合は、
当社のパッションナビもぜひ検討してみてください。

パッションナビには年度の堺が一切存在しない。
現にパッションナビには2020年卒だけではなく2021年卒や2022年卒の
大学1,2年生の登録も入ってきている。

実際に当社では今年の長期インターンで
大学2年生の方を受け入れることになっています。

ぜひご検討下さいませ。

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2018年7月9日