【説明会担当者必見!】企業への興味を10%上げるプレゼンのコツ


12月に入りいよいよ年の瀬。
企業としても業務に飲み会に忙しい時期となってきました。

もちろん企業全体が忙しいはずですが、
今の時代だからこそ年末に頭を抱えるのが人事担当者様方です。

年々採用活動は早期化となり、
いまでは年内に説明会・選考を始める企業も少なくありません。

皆様の企業ではどうでしょうか?

説明会が始まったとなれば採用戦争の開始です。

説明会とは学生の興味を深めるのにとても重要な機会です。
ここでの企業の魅力づけがそのまま選考希望率に関わってきます。

となれば問題は説明会のその内容。

「どんなことに学生は興味があるんだ?」
「どう話せば学生は食いついてくれるんだ??」

悩みはいくらでも出てくるでしょう。
今回はその中でも『マインド』の部分にフォーカスして
お話していこうかと思います。

 

 

■よく言われる聞き手を「野菜だと思え」はすでに古い?


学生時代から一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

前に立って緊張するときの対策として、
聴衆の顔を果物や野菜だと思うといいというのはよく聞く対処法だった。

実はすでにこの考えは古いとされている。
今の時代は協調性・同調意識を重要視していることは誰もが感じることだ。

その背景もあるからこそ、
”一方的”に話すことになる「野菜」の手法は良しとされない。

その別の手法として言われているのが、
『聴衆は敵ではない。みなさんを成功させようとしている仲間です。
自分を成功させようとしている聴衆と、会話をするように話すのです』
という考え方だ。

今までの”一方的”な伝える立場が”一緒に会話をする”立場に変わったのである。

この考え方はスピーカーのマインドにも大きな変化を起こし、
緊張感も緩和したという。

聴衆は敵ではなく仲間。
その考え方に基づけば自然と気持ちが明るくなり、
スピーカーの話し方も変わってくる。


話を説明会に戻してみましょう。

今までの話し方では、
学生に”伝える”人事の目線がどうしても高くなってしまう。

この場合、学生は自分が【主体】だとはあまり感じない。
ただのインプットになってしまうため企業への興味も育たないのだ。

しかしこれを”会話する”話し方にすればどうだろうか?
学生と人事の目線が同じ高さになり、
学生の中に「自分と話をしてくれている」という捉え方が生まれる。

そうすれば学生も【主体】で話が展開し、
企業の情報をインプットすると同時に自分がここで働く「イメージ」を浮かべてくれる。

この働く「イメージ」を持たせて初めて、
学生の企業への興味を【育てる】ことができるのだ。


■スピーカーの意識するべき3つのポイント


スピーカーのマインドの違いはわかっても、
いきなりできるわけではない人がほとんどだと思う。

なかには変に抱え込んで緊張してしまう場合もあるかと思います。
そのため、必要以上に緊張しないための3つのコツを以下にまとめます。

1.事前準備をしっかりと

プレゼンをするにあたって当たり前かもしれませんね。
しかしここで意識していただきたいのは話す内容ではなく『話し方』です。

いままでのプレゼンのように伝える内容をすべて確認して、
それを伝えきれば良いわけではありません。

その間々に学生へ会話のパスを出してみてください。

「いま就活でどんなことやっていますか?」
「周りの友人も動いてる方いますか?」
「(事業内容を話して)どんなイメージをもっていましたか?」

学生への『問いかけ』が頭を働かせ、思考の整理に繋がります。
説明会をインプットの場にするのではなく、考えさせることを意識して下さい。

2.「つかみ」は特に入念に

スピーチで大事なのは最初と最後。

特に最初の“つかみ”がうまくいくと学生も『この人の話は聴く価値があるな』と感じ、
“聞き耳”になるので最後までスムーズにいきます。

上で記載している『問いかけ』もこの”聞き耳”になっていなければ意味がありません。
ではどんな入りをするのか?

説明会にくる学生はその場の空気に緊張してしまっています。
それではその場での立ち振舞ばかり気にかけてしまい、あまり聞くことが出来ません。

これは学生と担当者だけの話ではありませんが、
初対面の人と打ち解け合うには相手の『人となり』を知ることが一番です。

なのでまずはスピーカーの方の自己紹介から始めましょう。
と入っても固い内容ばかりではなくプライベートの話を多めにし、
学生が共感しやすいポイントを多く盛り込んで見て下さい。

3.言葉のダイエットを

『あれもこれも話さなければ』と、
説明をしすぎると逆に相手は言葉を消化できなくなります。

「結局この人はなにをいいたいんだろう?」

なんて感じたことはないでしょうか?
人事担当者の方にとって説明会は、
学生に企業のことをより多く知ってもらうことがゴールだと考えるかもしれません。

しかし、学生にとっては社会や企業とは未知の存在。
基礎知識がないにもかかわらず多くを詰め込まれると理解が追いつかず、
本当に伝えたかったことを見つけられなくなる可能性があります。

余計な言葉、二重表現などの言葉はカットしましょう。
目的を『説明』ではなく『理解』おくよう意識してみて下さい。


■最後に


いかがでしたでしょうか?
伝え方ひとつ変えることで聞き手の印象も大きく変化します。

最後にお伝えしたいのが、
説明会は【発表】ではなく【コミュニケーション】の場だということ。

スピーカーが自然体で楽しく話すことで、
聞き手の反応が良くなりリラックスにも繋がります。
この循環がより良い雰囲気を作ってくれます。

一人一人の学生との出会いを大切にしていただき、
その出会いを育む採用をしていただけることを願っております。

また、その出会いのきっかけの場のひとつとして、
パッションナビもご検討ください。

未来を作るネクストリーダーのためのキャリアサイト:パッションナビ


公開日:2017年12月11日