新卒採用「まず親から」 保護者説明会を初開催
大和ハウス、新卒採用「まず親から」 保護者説明会を初開催
採用パンフレットの郵送。
SNSでの会社PR。
内定者のご両親への挨拶まわり。
企業は就活生だけではなく、その先にいるまだ見ぬご両親を意識して動く会社が増えてきましたね。
そんな中で、大和ハウス工業は2018年春卒業予定の学生の採用活動で、保護者向けの会社説明会を開催すると発表しました。
保護者向け説明会の開催は初めて。
あまり聞きなれない言葉ですが、それをしなければならない状況になったのは、
オヤカクという言葉の流行でも裏づけができています。
新卒採用はここ数年、学生優位の売り手市場が鮮明に。
就活生が会社選びで相談することが多い両親らに仕事の内容などを理解してもらい、新卒確保につなげる狙いです。
親が要因となる内定辞退って本当に多く聞くようになったので、
親への会社説明会を実施することとなったのでしょう。
説明会では、就職活動を始める大学生の子供などを持つ保護者に
会社の業務内容や福利厚生、人事制度などを紹介するそう。
初回は4月22日に開催予定です。
今の就活生は自分の就職先を選ぶ際に親の意見を参考にする傾向があるため。
大和ハウスは「説明会を通じ、保護者の方に子供の将来に対して安心感を深めてもらいたい」としています。
このほか、大和ハウスは面接で次の選考に進めなかった場合に再度、同じ面接に挑戦できる「再チャレンジ選考」
初任地を確約する「配属エリア先約型採用」なども新たに始めているようで、
売り手しようでいかに戦っていくか、試行錯誤が見て取れますね。
そもそもご両親が子供の就職先を否定したり、就職に反対するのは、
子供を心配してからの行動なのでしょう。
(ここで親の言う安定が、本物の安定なのかという議論はあえてしないことにします。)
でもこれって一般的な就職活動同様、
有名企業が完全有利な取り組みですね。
そもそもご両親が無名の企業の保護者説明会に参加するということの方が難しいかも。
1社のためにというハードルが高いからこそ、
何かしらテーマを持って一度に何社も集結するイベント型とかにしていかないと
難しいのかもしれませんね。
そもそも、親に決めてもらうような学生なんていらないよね〜という企業もたくさんいることでしょう。
しかし、ここまで大きな流れとしてご両親に相談するのが一般的になってきている今、
それらの就活生の世代とうまく付き合っていくのかということも視野に入れておいた方が賢い選択のような気もします。
(ゆとり世代との付き合い方の考え方と一緒。それらの世代と全く関わらないということは必然的に不可能。)
試行錯誤をしながら採用活動に工夫しつつ、
主体性のある覚悟を持って就活する学生が多いという
コアな就職サイトを使って採用活動するのも有効ではないでしょうか!
母集団の数を最優先に行う採用活動の時代ではなくなってきていると思います。
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